「福祉サービスの組織と経営」人名の覚え方と覚える順番

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福祉サービスの組織と経営

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人名は9回中5回、10問に出ています

「福祉サービスの組織と経営」の勉強を始めると、必ずぶつかる壁があります。テイラー、ハーズバーグ、レスリスバーガー。カタカナの人名が次から次へと出てきて、大学の授業でこんなにやっていない、と戸惑った方も多いのではないでしょうか。

まず、どれくらい出ているのかを確認しましょう。第30回から第38回までの9回・61問を数えると、人名が登場したのは10問で、出たのは第31回・第33回・第34回・第36回・第38回の5回です。第30回・第32回・第35回・第37回はゼロでした。毎回出るわけではなく、出る回にまとまって出ます。第33回にいたっては7問中5問が人名を含む出題でした。

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誰から覚えるべきか、出題数で並べました

人名そのものが選択肢に出た場合と、その人の理論名(科学的管理法、ホーソン実験、PM理論など)で出た場合を合わせて、問題数を数えました。

人名が登場した問題数(第30回から第38回・61問中) テイラー(科学的管理法) 5問 ハインリッヒとリーズン 4問 メイヨー(ホーソン実験) 3問 フィードラー(条件適合理論) 3問 バーナード(公式組織の3要素) 2問 アッシュ(同調実験) 2問 三隅二不二(PM理論) 2問 ハウス(パス・ゴール理論) 2問 ハーシーとブランチャード(SL理論) 2問 チャンドラー(組織は戦略に従う) 1問 ドナベディアン(構造・過程・結果) 1問 動機づけの5人(ハーズバーグほか) 1問 動機づけの5人はハーズバーグ、マグレガー、ブルーム、デシ、マクレランドです。 5人まとめて第33回問122の1問に出ました。 過去問をもとに著者が作成したグラフです。無断転載・複製はご遠慮ください。

「名前」「理論名」「内容」のどこが問われたのか

人名が出てくる問題は、「名前」「理論名」「内容」の3つの組み合わせでできています。
この3つのどこが問われたのかで10問を分けると、次のようになりました。

「名前」「理論名」「内容」全て問われたのが7問

3つとも問われたものが7問です。第31回問120、第31回問123、第33回問121、第33回問122、第33回問123、第33回問125、第36回問120がこれにあたります。

出題例① 「バーナード(Barnard, C.)によれば、公式組織の3要素とは、コミュニケーション、貢献意欲、共通目的である」バーナードという名前、公式組織の3要素という理論名、コミュニケーション・貢献意欲・共通目的という内容全ての正誤を理解することが求められています。

出題例②「マグレガー(McGregor, D.)によれば、X理論では部下は仕事を当然のこととして自律的に目標達成しようとし、責任を率先して引き受ける」マグレガーという名前、X理論という理論名、自律的に目標達成するという内容の3つを問われています。ここで自律的なのはY理論のほうですので、名前と理論名まで合っていても、内容まで確認しないと判断できません。

「理論名」と「内容」だけが問われたのが3問

理論名と内容だけが問われ、名前は出てこなかったものが3問です。第34回問121、第34回問124、第38回問125がこれにあたります。
出題例①「出題例①「1件の重大事故の背景には、重大事故に至らなかった29件の軽微な事故が隠れており、その背後には事故寸前だった300件の危険な状態が隠れているのを、リーズンの軌道モデルという」内容とリーズンの軌道モデルという理論名は出てきますが、ハインリッヒという名前は出ていない例です。

出題例②業務にかかる時間を測定し、無駄な動作を洗い出して効率的な方法を検討したという事例に対して、選択肢では「科学的管理法」「ダブル・ループ学習」「ハインリッヒの法則」と理論名が並んでいます。こちらも人名ではなく理論名とその内容を問われる問題です。

人名と理論名だけ暗記しても解けない!

そして、名前と理論名だけで内容は問われなかったもの、例えば「テイラーは科学的管理法を提唱した」だけで終わっている問題は、0問でした。ということは、人名だけを一覧で暗記しても、正答できないということです。

とはいえ、理論の細部まで追う必要はありません。3つをバランスよく①代表的なキーワードはしっかり覚える②名前と理論名を結びつけて、ある程度内容が理解できる、これを目指していきましょう。

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覚える順番を整理します

ここまでをふまえると、順番は次のようになります。
1 テイラー(科学的管理法)とメイヨー・レスリスバーガー(ホーソン実験)の相違点を比較しながら覚える
2 バーナード(公式組織の3要素と非公式組織)
3 ハインリッヒ(1対29対300)とリーズン(軌道モデル)の相違点を比較しながら覚える
4 リーダーシップの4人(三隅二不二のPM理論、フィードラーの条件適合理論、ハーシーとブランチャードのSL理論、ハウスのパス・ゴール理論)
5 アッシュ(同調実験)
6 チャンドラー(組織は戦略に従う)とドナベディアン(構造・過程・結果)
7 動機づけの5人(ハーズバーグ、マグレガー、ブルーム、デシ、マクレランド)

各人名のくわしい解説はこちら

それぞれの理論について国試ではどう問われるのかは、人名シリーズでくわしく解説しています。

テイラーとメイヨーと動機づけの5人についての記事はこちらです。
→科学的管理法から動機づけ理論へ テイラー・ホーソン実験・ハーズバーグ

三隅二不二についての記事はこちらです。
→レヴィン・三隅二不二・ブレイクとムートン〜リーダーシップの「行動理論」

フィードラーとハウスとハーシーとブランチャードについての記事はこちらです。
→フィドラー・ハウス・ハーシィとブランチャード:リーダーシップの「状況適合理論」

ウェーバーとマートンについての記事はこちらです。
→マートンの「準拠集団」とウェーバーの「官僚制」と「逆機能」

この記事でどの人名を優先するかを決めて、上の記事で中身を固める。この順番で進めてください。

科目全体の出題傾向についての記事はこちらです。
→「福祉サービスの組織と経営」の出る順|過去問61問から決める勉強の順番

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