【社会福祉士】「福祉サービスの組織と経営」過去問・頻出問題:勉強方法・覚え方を確認しよう②

福祉サービスの組織と経営

出題範囲の確認

この科目は毎年8問出題されています。出題範囲(いわゆる大項目)は大きく4つに分類できます。(  )内の数字はここ7年で出題された問題数です。

①福祉サービスに係る組織や団体(12)

②福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論(19)

③福祉サービスの提供組織の経営と実際(15)

④福祉サービスの管理運営の方法と実際(20)

この中でコンスタントに出題されているのが①と②です。最近③がやや出題傾向が高く、④は以前ほど出題されなくなってきています。

①について記載している記事は↓こちらです。今回は②について確認します。

出題内容の確認

②福祉サービスの組織と経営に係る基礎理論の出題内容は下記の通りです

1)組織に関する基礎理論(8)

2)経営に関する基礎理論(3)

3)管理運営に関する基礎理論(1)

4)集団力学に関する基礎理論(3)

5)リーダーシップ論に関する基礎理論(5)

この中で比較的コンスタントに出題されているのは1)なので、まずは組織に関する基礎理論を理解するのが優先でしょう。第30回のテストではこの分野から2問出題されています。

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よく出ている人物の確認

この分野で比較的よく出題されている人物を確認します。

ウエーバー(12)

マートン(5)

レヴィン(6)

ハーズバーグ(7)

この4人は出題傾向が圧倒的に高いです。あとはかなり分散されているので、1-2回しか出題されていない人もたくさんいます。それらを完璧に覚えるのはかなり難しいと言えるでしょう。でもこの4人は社会理論と社会システムでも出題されていますので、一定の理解は必要になるでしょう。

最近出題された人物は下記の通りです。ただし、頻出と言えるほど何度も出ているわけではありませんので、その点も考慮して確認してください。

テイラー(科学的管理)

サイモン(限定合理性)

マズロー(モチベーション)

レスリスバーガー(ホーソン実験)

デミング(PDCA理論)

アンドルーズ(SWOT分析)

ドラッカー(人事管理)

三隅二不二(PM理論)

1-2回しか出題されていない人名は、これ以外にもまだまだありますが、他分野との関連を考えると、上記の人名の優先順位は比較的高いものと思われます。*黄色線は最近だけで3回程度出題されている人名です。要注意!

その他注意したい点

人名は「社会理論と社会システム」と共通して出題されるものがあります。勉強している時に見覚えがある人名が出てきたら、索引機能等を使って、必ずどこで出てきたのか、どの分野で出題されたのか、必ず確認してください。

「同じ人だったんだ」と気づくことがあるかもしれません。

そして、どうしても覚えられない時は「顔で覚える」という技も使ってみてください。

気を付けたいキーワード

人名だけでなく、気を付けたいキーワードを確認しておきましょう。

コンフリクト・グループダイナミックス・行動理論(リーダーシップの類型・レヴィン)・変革型リーダーシップ・オハイオ大学研究・好況的リーダーシップ理論(SL理論)・フォロワーシップ理論

過去問と比較しながら、どのような出題がなされたのか、何を問われたのかを確認しながら、内容を理解するようにしてください。

今回は出題範囲の②に着目して出題傾向をまとめました。参考になると嬉しいです。

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コメント

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