制度や法律がどうしてもわからない時の対処方法
以前、人名が覚えられない時、どうすればいいのか紹介しました
今回は法律・制度論が難しい、理解できないという受験生の方のために勉強方法をご紹介します。
制度や法律が苦手な方、かなり多いのではないでしょうか。私は自分が得意だということもあり、法律や制度論はかなり解きやすい(決まった問題しか出ないから)と思っているのですが、受講生には制度や法律に苦手意識を持っている方がたくさんいらっしゃいます。
その要因はまずテキストです。テキストの内容が難しい!
でもテキストはできるだけ正確に条文に忠実に書こうとするので、どうしても難しい表現になりがちです。国試レベルにあわせようとすると、そう漫画チックにもできませんし、あまり簡単にしすぎると「これだけでは国試に合格できない」レベルのテキストになってしまうので、ある程度のラインが求められます。
これが受験生を悩ませるせる原因の一つでしょうね。
そこで、行ってほしい場所があります
私が超初学者向けに講義をする時によく使わせていただくのが、役所においてあるパンフレットです。「年金」「介護保険」「後期高齢者医療制度」について等のパンフレットは必ずおいてあります。
これは一般市民向けに作られたものなので大変わかりやすいですし、絵も適度に書いてあったりして親しみやすい内容になっています。
Q&Aのようなものも必ずついているので、そこまで見ていただけるとより理解が深まります。
去年の講座でも厚生労働省が作っている「障害者基本法」や「障害者雇用促進法」の中にある「合理的配慮」とは何かを説明しているパンフレットをよく使いました。
テキストよりも具体的事例が掲載されているので大変わかりやすいです。
だいたい役所を1周歩き回ると、各制度のパンレットが入手できます。
こんなものもありますよ
社会福祉協議会が行っている「日常生活自立支援事業」もパンフレットが用意されていますし、成年後見制度のパンフレットもあらゆるところに置かれています。
子ども家庭支援課等にいくと、児童手当や児童扶養手当等のパンフレットをいただけることもあります。障害児の手帳やサービスの支給決定の流れがわかるような資料をいただけることも。
テキストだけでわかる時はいいですが、どうしてもわかりにくい分野があれば、役所に行ってみてください。あるいはHP等で何かわかりやすいパンフレットをダウンロードできないかどうかみていただくといいですよ。
「●●市の福祉計画について」などのパンフレットを作成している市町村等もあります。
とにかく、テキストがわかりにくい・・・と嘆いていてもはじまらないので色々なもの見てみませんか。うまく使えるツールを見つけると、勉強が楽になります。
そしてあなたが社会福祉士になった時、どんなパンフレットを作れば皆がわかりやすいのか・・・そんなことを考えながらパンフレットを見るのも楽しそうですね。
*上の画像は全国社会福祉協議会のパンフレットの表紙の画像をお借りしています。こちらも大変参考になるパンフレットです。
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