模試は難易度の違うものを組み合わせて受けてください
模試は、1つの団体のものだけを受けるのではなく、複数の団体のものを受けることをお勧めします。団体によって問題の難易度や作問の仕方が違うためです。
・中央法規の模試は、過去問で問われたことのない分野からの出題が多く、内容も細かいところまで踏み込んでいます。
・日本ソーシャルワーク教育学校連盟(ソ教連)の模試も、中央法規と似た傾向です。
・東京アカデミーの模試は、基本に忠実な問題が中心です。
難しい模試だけを受けると、点数が伸びずに気持ちが落ちます。基本的な模試だけを受けると、本番で知らない分野に当たったときに動揺します。難易度の違うものを組み合わせて受けることで、どちらの状況にも備えられます。
できるだけ会場で受けましょう
模試は、自宅受験ではなく(可能な限り)会場で受けることをおすすめします。
いまは高校入試も大学入試もバリエーションが増えていて、マークシートの試験を模試以外で受けたことがないという学生が増えました。社会人の方も、試験を受ける機会は久しぶりという方が多くいます。大きな会場で、知らない人に囲まれて、長時間マークシートを塗り続けるという経験そのものが不足しています。
国家試験には、大学入試のような滑り止めも、前期と後期もありません。一度きりです。そのため、当日は自分が思っているよりも緊張します。真剣に勉強してきた方ほど、合格できる可能性が見えている分だけ、かえって緊張します。
会場で受ければ、他の受験生が問題用紙をめくる音や、鉛筆の音のなかで問題を解くことになります。その空気に一度慣れておいてください。自宅受験では、この部分だけは経験できません。
模試を受ける前に、過去問を解きましょう
模試は、何も準備せずに受けても効果が薄くなります。受ける前に、過去問を3年分、できれば5年分解いておいてください。回数は3回から5回を目安にしてください。
新しいカリキュラムになってから問題数が減りました。社会福祉士は129問、精神保健福祉士は132問です。1問の重みが以前より大きくなっていますので、過去問を1回解いただけで模試に臨むと、自分の弱いところが見えません。
過去問を繰り返してから模試を受けると、解けなかった問題が「まだ手をつけていない分野」なのか「解いたはずなのに定着していない分野」なのかを区別できます。この区別ができると、模試のあとに何をすればよいかがはっきりします。
時間配分を確認してください
模試を受けるもう一つの意味は、時間配分の確認です。
新しいカリキュラムになってから、時間が足りなかったという声を多く聞くようになりました。とくに、社会福祉の原理と政策から地域福祉と包括的支援体制のあたり、それから刑事司法と福祉のあたりで、集中力が続かなくなる方が多いようです。
それほど、長時間問題文を読み続け、解き続けることは、想像以上に疲れるということでしょう。自宅で1科目ずつ解いているときにはわかりませんが、集中して本番と同じ感覚で解くことで、そのことが初めてわかります。
自分がどこで苦しくなるのかがわかれば、本番でその時間帯をどう乗り切るかを考えられます。解く順番、迷った問題を飛ばす判断の仕方、見直しにどれだけ時間を残すかを、模試のうちに試しておいてください。
模試の結果をどう受け止めるかについては、こちらの記事に書いています。


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