社会福祉士国家試験に再チャレンジする方へ・・・3つの「メッセージ」③

受験にむけてのモチベーションとメンタル

社会福祉士の国家試験に再チャレンジする方に対するメッセージです。今回で3回目のメッセージ。1回目、2回めはこちらをご参照ください。

最後のメッセージは一番書くのが辛い内容です。大変厳しい内容だと自分でわかっているからです。でも、ここを乗り越えないと、合格が見えてきません。厳しいようですが、勉強の前に、この気持ちが必要です。

とにかく「言い訳」しない

「学生は時間があるから」というのも社会人の言い訳

学生は「勉強するのが仕事」みたいなところがあります。なので、社会人の方々は学生で受験したほう「楽」だと思っている方が多いと思います。確かに、学生は「自由な時間」が社会人より多いですし、何より環境に恵まれています。

環境というのは、図書館があったり、先生が近くにいたり、一緒に勉強してくれる仲間がいるという意味です。

でも、実習にはいかないといけないし、卒論も書かなければならない、そして卒論ができあがった頃にすぐ国家試験というパターンが多いです。だから、そんなに「暇」でもありません。

それに・・・

大学生の中には信じられないくらいバイトをしている学生がいます。遊ぶためのお金ではありません。家賃だったり学費だったり、生きていくためのお金です。

その中で実習や国家試験の勉強をしている学生もたくさんいます。

学生の謙虚さ

大学生は、このような生活を送りながら、国家試験を受験し、残念な結果が出てきたとき、どのような反省をするかというと

勉強が足りなかった」と素直に認めます。

もっと計画的にできたはずだ

卒論を書かなければならないことがわかっていたのだから、早く勉強をし始めるべきだった

まだまだ時間があると思って、気が緩んでいた・・・等

学生はほとんど言い訳をしません。

ダメだったところを素直に認め、次の試験をどうするかを考え始めます。

社会人になると?

社会人になると、学生よりも自分に言い訳をしたくなります。

確かに「忙しかった」のかもしれません。

私も仕事が終わって家に帰ると、くたくたでとりあえず横になりたい時もあるので、

まあ、そういう日もあるでしょう。

でも、本気で勉強しようと思えば、電車の中でも、毎日1時間だけ早起きすることもできるはず。

ダラダラしがちな休日を少しだけ勉強にあてることだってできるはず。

だって〇〇だからから脱却

本当に「勉強する時間さえない人」はいない

誰でも、勉強できなかった理由や合格できなかった理由を探したくなります。

「シフトが・・・」

「退職者が多くて、休めない・・・」

「仕事で色々あって・・・」等など。

確かに、仕事をしていると、突発的なできごとは山ほどありますから、思っていたよりも勉強が進まないということもあるでしょう。

でも、

「忙しかった」という事実よりも「言い訳」していることが多いことに、ご自身でも気が付いているはずです。ソファーに寝そべってテレビを観ていた時間、スマホでSNSを閲覧していたら、数時間が経っていたという夜、毎日通う電車の中で過ごしている「何もしていない時間」。

そんな時間を勉強にあてることはできるかもしれません。

特に、今の仕事よりもスキルアップが必要だったり、もう少し給料をあげたかったり、非正規から正規職員を目指したかったり、そういう人生の転機に必要な勉強は、どこかで心を入れ替えて、しなければならないものだと思います。

勉強方法の前に「心意気」だ!

勉強方法やプランを立てることよりも、再受験するにあたって、まず持ってほしいのは「自分と向き合う時間」です。

「私は本当に社会福祉士になりたい?」

「社会福祉士になって、どんな仕事がしたい?」

「社会福祉士になることで、自分の人生は何が変わるのか?」

「私は、勉強に向き合えるのか」

「私は言い訳せずに勉強を頑張れるのか」

そんな時間です。

言い訳をしている間は、なかなか合格するのは難しいです。「時間がなくても勉強する」その「心意気」が大切です。

勉強法よりまず「勉強する覚悟をして」と繰り返し言い続けているのは「勉強方法」で失敗している人よりも、「覚悟」ができないまま勉強している人が多いということを、たくさんみているからです。

合格する人はやっぱり勉強してる


多くの方と勉強していて思うのですが、最後は「覚悟」だと思うのです。緩やかな勉強で受かったという人もいるかもしれませんが、それは少数派です。私の周囲は、勉強した人が受かる、勉強していないと感じた人は落ちる、そういうパターンが9割を超えています。

当たり前ですが

勉強している人はやっぱり強い

これに尽きます。

合格の向こう側の世界

人生の転機を迎えるたびに、私は多くの「向こう側」を経験しました。

小さいもので言えば高校生になってはじめてしった世界(中学校の頃よりずっと行動範囲が広がったから)、

大学生になってはじめてしった世界

結婚して初めて見えた景色、

出産してはじめて見えた景色(この景色が人生で最も刺激的でした)、

大学院を卒業してはじめてしった世界、

講師になってはじめてしった世界・・・など色々です。

自分の立場が変わるたびに、見える景色が違いました。自分が立つ場所が変化したからです。

社会福祉士にも合格する前後では「みえる景色」が違います。皆さんをみる周囲の目も変わりますし、ご自身の専門職としての自覚も変わります。合格した人だからこそみえる景色があるのです。だから、その景色をみたいなら「言い訳せずに頑張ってほしい」ただそれだけです。ついつい言い訳したくなる方はこちらも読んでみてください。

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