ソーシャルワークは国家資格がなくてもできます。本当に資格が必要なのでしょうか?そんなに大変な思いをしてまで取らなければならない資格なのでしょうか。
私が受験生をみていて思うことを書いておきます。
必要な理由は?
もし、現場に出た時に資格の必要性がないのであれば、現場で働いている方が資格に挑戦することはないでしょう。
でも、社会人になったあと、あんなに多くの方が受験されているということは現場でも資格が必要だと感じる何かがあったはずです。
私が担当している大学や専門学校等にも多くの社会人が在籍しています。
これまでの一番年齢が高い方で60代後半でした。
なぜ資格が欲しいのか、
何が背景にあるのか、私が会ってきた受験生を何人かご紹介します。
① 給料をあげたいと思った時、社福から逃げていたら無理だと気付いたから
② 専門家として認められたいから
③ 下の世代の人たちが資格を持って入職してくるので仕事がやりづらい
④ もっと専門職として色々な分野で働くためには資格が必要だと思った
⑤ ずっと続けられる仕事が必要だと思ったから
こういう方が圧倒的に多いです。
役立たない資格なら・・・
もし、社会福祉士や精神保健福祉士を持っていても持っていなくても一緒なら、「なんだ、現場では役に立たなかった」ということになっているでしょう。「資格は取らなくても大丈夫だな」という感じで。
でも、現場に出た人がもう一度勉強してでも欲しいと思う資格なのです。ということは、私にはそれ相応の価値があるように見えます。
もちろん、どんな仕事をしていても、待遇等で不満を感じることはありますね。
社会福祉士になっても、嘘みたいに給料が跳ね上がることはないかもしれません。
でも資格やキャリアは私たちの力になってくれます。
きっと、資格を取った向こう側には、まだ皆さんが見たことがない景色が広がっているはず。そのことを知っている現場経験者が資格を取りに来るのですから、そんな世界があるのは確かなのです。
今は、勉強の苦しさや辛さ、焦りで押しつぶされそうな時があるかもしれませんが
その資格を手に入れて、晴れやかな気持ちで新年度を迎えている自分をイメージして頑張りましょう。
向こう側の景色を見に行きましょう。
コメント
[…] […]