社会福祉士国家試験 最近の合格率と合格者数の推移
試験勉強をする際、やはり気になるのが合格率です。
最近の合格率はどのように推移しているのでしょうか。気になるデータを「福祉振興・試験センター」で見つけましたので、ご紹介します。
第27回~第31回までお合格率が掲載されています。
第30回の問題が大変解きやすかったので、全体的な合格点も高かったといわれていますが、合格率も30%を超えています。
しかし、これは第30回だけにみられる特別な傾向であって、概ね25-28%程度で推移していることがわかると思います。
合格者も第30回をのぞいて11,000人~12,000人で推移しているようですね。
社会福祉士国家試験の難しさは?
国家資格ごとの「偏差値」があるわけではないので、一概に難しさを論じるのは難しいと思いますが、社会福祉士のテストを難しくする要因は下記の通りです。
①養成校を卒業する等、受験資格の有無が問われる(誰でも受験できるわけではない)
②受験科目が他分野にわたる(全19科目)
③0点科目があると合格できない
④試験は1年に1回しか行われない
1年に何度かチャンスがあれば、気楽に受けられるます。でも1年に1回となるとプレッシャーもあり、精神的にも疲れたり、追い詰められたりすることが多いようです。
難しくてとる価値のある資格
確かに社会福祉士は簡単な試験ではありません。ただ、この資格は就職にも大変有利ですし、様々な分野で求められる資格の1つです。
児童、障害、高齢という分野別だけでなく、働く場所(病院や福祉施設、区役所市役所等)も選べますし、退院支援なのかそれとも就労支援なのか等の仕事の種類も選べます。
私たちがどんなことに興味があり、どんな支援がしたいのかにあわせて様々な働き方が用意されているのも魅力的だと思います。
学生からこんな声をきいたことがあります。
福祉の現場で働きたいと思うけど、介護というよりも、その人の暮らし全体をみる仕事がしたいです
介護職としてやってきたのですが、最近腰痛がひどくて介護の仕事を続けられそうにない・・・
こういう時こそ、社会福祉士という選択肢が大いに役にたつような気がします。医療、福祉と一言でいっても、色々な働き方があります。
それにあわせて介護福祉士なのか、社会福祉士や精神保健福祉士なのか、ケアマネジャーなのか・・・を選ぶのが最適な方法です。
合格率だけで怖がる必要はありません!大丈夫!
合格率25%というと、かなり難易度高いですよね。高校受験や大学受験でも4人に1人しか通らない試験なんて、超難関校ですから。
でも国家試験はそうではないのでご心配なく。
大学生の中には「せいかく受験資格があるのだから受けておこう」という人、意外と多いのです。その学生はほとんど勉強せずに受験しているので当然不合格になるのですが・・・
そういう学生も合格率の計算に入っていますので、本気で勉強している人の4人に1人しか合格しないというシビアな試験ではありませんから。
基本に忠実に勉強していただければ、必ず合格できるテストです。
欲しいなら手に入れませんか。国家資格。
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