過去問型とテキスト型
社会福祉士や精神保健福祉士を目指す学生と、トータル3000人以上勉強してきました(それ以上かも?)。
3000人もいると、国家試験に対するアプローチの仕方が違うために、成績に差が出てしまう学生を多くみてきました。効率よく勉強できている人と、そうでない人の差は何でしょうか。
これは「過去問型とテキスト型」の違いだと思います。
限られた時間の中で勉強しなければならないので、せっかくなら効率よく勉強したいですよね。
これだけは(できたら)避けたい勉強法
過去問を繰り返す勉強法 VSテキストを読み込む勉強
どちらが良いのでしょうか?
どちらが絶対に正しいということではありませんが、個人的には前者を推進しています。
ただ、過去問だけ解いていれば合格すると断言するつもりはありません。でも、これは断言できます。
「過去問の傾向を掴めていないまま、むやみにテキストを読んでも点数には結び付かない(ことが多い)」
心当たりがある方は少しだけ気を付けてください。
皆さんの中に、テキストをきれいにまとめるのが得意、あるいは好きだという人はいらっしゃいませんか。その作業は時間がかかる上に、形として残るので、すごく勉強した気分になります。
でも大切なところがわからないまま、ノートをまとめるのはとても危険です。大切な場所かどうかもわからずまとめても、自己満足で終わってしまう可能性も高いです。せっかく頑張ったのに、結果が出ないと自信がなくなります。
だからこそ、まずは過去問を。頻出分野が特定できたらテキストを読む、これがベストです。
なんだ、普通だって思いますか?
でも、これが一番スタンダードで、そして多くの合格者を出している方法です。残念ながら、魔法はありません・・・あるといいのですが。
1日5分で英語が話せるようになるなんてあり得ない!って思いませんか?
それと同じです。コツコツ勉強する人がやっぱり合格します。ただ、勉強の仕方を間違うと遠回りしてしまうので、できるだけ最短コースで行きましょう。
過去問だけでは対応できない問題ってある?
あるんです。いわゆる難問。ただし、全体の問題数としてはわずかです。
そのため、まずは過去問に徹してください。その上で強化したいところはテキストを読んでください。
特に、最新のデータの問題などは過去問からは学べませんから、時にテキストの確認をオススメします。
過去問は、勉強の指針を決める時の道先案内人になってくれます。うまく活用していきましょう。そして効率よく準備していきましょう。
「楽」はできなくても「効率よく」はできますので、そちらを目指しましょう。
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