社会福祉士国家試験「足きり」の怖さー高得点でも一発不合格ー

社会福祉士国家試験に関する情報

どんなに高得点でも一発不合格「足きり」

社会福祉士国家試験に合格するためにはどのくらいの点数が必要なのでしょうか。

まず一つ目の条件として、社会福祉士の国家試験は150問中約6割の点数(約90点)をとることが求められます(その年によって、若干上下しますが)。

そしてもう一つ気を付けないといけないのが「足きり」です。つまり、合格点を超えていたとしても、19科目(実質は18科目)のうちどれかが0点だと合格できない仕組みです。

どんなに総得点が高くても、0点科目が一つでもあると合格はできません。

極端な例ですが、総得点で130点とっていたとしても、科目の1つでも0点だと不合格になってしまいます。

受験生に不得意科目を作るな、捨て科目を作るな、といつも伝えているのはこの基準があるからです。

実際に足きりにあう人はいるのでしょうか?

毎年合格者数は公表されていますが、不合格者のうち何人が総得点不足で、何人が足きりにあっているのかは公表されていません。またどの科目で足切りにあってしまう人が多いのかも明確にされていません。

そのため、あくまでも私が担当した受講生が経験した足切りの実態についてお伝えします。

これまで一緒に国家試験の準備をした学生の数はかなり多いですが、すべての地域の受験生の実態と合致しているかはわかりませんので、ご参考程度に。

私がこれまで経験した国家資格の受講生で不合格になった人は、圧倒的に総得点不足です。0点科目があったために不合格という人は全体としてそんなに多くありません。

その中で足切りにあってしまったために不合格になった科目トップ3をご紹介します。

足切りにあっている科目は何が多い?

では、発表です。

私の周囲で0点科目になった科目トップ3は以下の通りです。

第1位 行財政と福祉計画

第2位 社会保障

第3位 権利擁護と成年後見制度

皆さんの予想と一致していましたか?

実は、更生保護も0点だったという人多いのですが、就労支援とあわせて、どちらかで1点とればいいので、それで救われている人が多いようです

足切りは本当に注意が必要!

0点科目を作ってしまうと、絶対に合格できません。

そのため、とにかく不得意科目を減らすこと、自分だけの感覚でヤマをかけたりしないこと、苦手な科目ほど過去問を一問一問しっかり潰していくこと、これに尽きます。

足切りは特に問題が難化している年に多いと言われています。一方で足切りにあってしまった受験生の多くは「ケアレスミス」によって点数を失っているケースがほとんど。

問題が全く解けなくて足切りにあっている人は実は少ないので、ミスを少なくすることが重要だと思います。


コメント

  1. […] 社会福祉士国家試験「足きり」の怖さー高得点でも一発不合格ー社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験は総得点が高くなるだけでなく、0点科目を作らないことが大切です。どのような […]

  2. […] 社会福祉士国家試験「足きり」の怖さー高得点でも一発不合格ー社会福祉士や精神保健福祉士の国家試験は総得点が高くなるだけでなく、0点科目を作らないことが大切です。どのような […]

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