国家試験は「社会福祉士の資質」を問うものではない
これまで不合格になったことがある方にお伝えしたいことがあります。
国家試験は合格率100%ではありません。社会福祉士で合格率25-30%。3-4人に1人しか合格できない狭き門です。その中で真剣に受験している人がいかほどいるか?という点を考慮したとしても楽勝と言える試験でないことは確かです。
中には力が発揮できずに、悔しい思いをする人もいるでしょう。ただ一つだけ言わせてほしいのです。国家試験は受験性に専門職としての素質があるかどうかは見ていません。当日の点数しか見ていないのです。
合格証書は印籠ではないのですから
試験は当日の点数で合格か不合格を決めます。その合格を手に入れると、間違いなく就職は有利になるでしょう。でも、合格証書さえあればそれが印籠のように機能するかというと決してそうではありません。
結局は仕事なんて合格だけでうまくいくものではないのです。現場をみてください。
有資格者でも仕事がうまくいかない人もいますし、無資格でもみなに愛され、頼りされている人、いっぱいいますよね。あなたが合格しなかった=社会福祉士としての素質がない
というわけでは決してないことに気が付いてください。
しばし落ち込んだら立ち上がりましょう
もし試験に合格できなかった場合、しばらくテキストをみるのも嫌な時があるでしょう。
先ほどと同じ内容のことを繰り返します。
試験に合格できなかったことと、受験者が持っている社会福祉士としての資質は全くの無関係です。
今年合格できなかった人の能力は、実は現場でとても重宝されるかもしれません。
ただ、あなたの当日の点数が色々な要因で低かった、ただそれだけです。だから、しばし落ち込んだらまた力を振り絞って立ち上がってほしいのです。そしてチャレンジしてほしいです。本当に専門職になりたいなら。
職業人としての人生は長いですよ
もう55歳、60歳で退職する時代は終わりを迎えています。
現役として働く時間は年々長くなりそうです。もし本当にそうなのであれば、1-2年の遠回りは全体としてさほどダメージではないことに気が付いていただけると思うのです。いいじゃないですか、少し遠回りしても。
人生の挫折を知っている専門職の人は、いろいろな人の気持ちの寄り添える何かを持っているのだと思います。私は、なんの失敗も経験していない専門職より、傷だらけの時期を乗り越えて懸命に働く専門職の人が好きです。
そんなワーカを何人も知っていますが、素晴らしい専門職になっていますよ。
さて、何から始めましょうか。まずはもうしばらく落ち込みますか。
でも力が湧いてきたらまた立ち上がりましょう。その資格を手に入れた自分をイメージしながら、立ち上がりましょう。そんなあなたに有益な情報源となるようにブログを立ち上げています。
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