今回は「ナラティヴアプローチ」です。自信をもって解けるように、キーワードを整理していきましょう。
この記事は「頻出!相談援助のアプローチシリーズ」の一つです。
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ナラティヴアプローチとは
ホワイトとエプストンが家族療法の分野から発展させたアプローチです。理論の土台は社会構成主義。現実は客観的にひとつあるのではなく、人々の語り(ナラティヴ)によってつくられる、という考え方です。
クライエントは多くの場合、「自分はダメな人間だ」といった、問題が染み込んだ物語=ドミナントストーリーに支配されています。その物語を、対話を通じて、まだ語られていなかった別の物語=オルタナティヴストーリーに書き換えていく。これがナラティヴアプローチです。
キーワードは「ドミナントストーリーの書き換え」
技法として有名なのが問題の外在化です。「あなたが問題」ではなく「問題が問題」。人と問題を切り離して、問題に名前をつけ、一緒に眺める。クライエントは問題と戦う主人公の位置を取り戻します。
国試ではこう出る
近年の実際の誤答がこれです。「ナラティヴアプローチは、クライエントの希望や意欲など、肯定的側面に着目する」――誤り。それはストレングス視点の説明です。ナラティヴなら、語り・物語・ドミナントストーリーです。
逆に「ストレングスアプローチは、ドミナントストーリーに焦点を当てる」も誤り。物語系のキーワードが出たら、ホワイト・エプストンのナラティヴ、と結びつけてください。
すっきり整理
| 提唱者 | ホワイト、エプストン(社会構成主義が土台) |
|---|---|
| キーワード | ドミナントストーリー/オルタナティヴストーリー/問題の外在化 |
| ひとことで | 問題の染み込んだ物語を、新しい物語に書き換える |
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