タイトル: 【頻出!人名シリーズ⑬】フィドラー・ハウス・ハーシィとブランチャード:リーダーシップの「状況適合理論」

頻出!合格のために必ず覚えておきたい人名シリーズ

どうしても勉強がはかどらない日、過去問を開く気持ちになれない時、疲れている日・・・そんなときはさくっと人名を覚える日にしましょう。10分で読み終わる「頻出人名シリーズ」です。

今回はリーダーシップ論の2回目です

前回、リーダーシップ論の大きな流れとして、特性理論(資質)→行動理論(行動)→状況適合理論(状況)という変遷があるとお伝えしました。前回はそのうち、レヴィン・オハイオ大学研究・三隅二不二・ブレイクとムートンという行動理論のグループを扱いました。

今日は、その先にある「状況適合理論(コンティンジェンシー理論)」です。「良いリーダーの行動パターンは1つ」という行動理論に対し、「有効なリーダーシップは、部下や状況によって変わる」という考え方に立つグループです。フィドラー・ハウス・ハーシィとブランチャードの3人を扱います。

【頻出!人名シリーズ⑫】レヴィン・三隅二不二・ブレイクとムートン〜リーダーシップの「行動理論」〜
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フィドラー:コンティンジェンシー理論、状況で考える最初の一歩〜

フィードラ―は「良いリーダーの行動パターンは1つ」という行動理論に対し、「有効なリーダーシップは、部下や状況によって変わる」という視点を導入しました。

まずフィドラーは、リーダーを「タスク志向型」と「人間関係志向型」に分類します。また、リーダーがおかれた状況を①リーダーとメンバーの関係②タスクの複雑さ③リーダーが部下に持つ権限の強さという3つの状況要因を組み合わせ、”リーダーが置かれた状況によって「タスク志向型」が良いか「人間関係志向型」」のほうが有効かが決まる”という「コンティンジェンシー理論」を提唱しました。

「唯一絶対の優れたリーダー像はなく、状況によって適したリーダーシップは変わる」という、この発想の転換が、次に紹介するハウス、ハーシィとブランチャードへとつながっていきます。

ハウス:パス・ゴール理論

フィドラーの後、1971年にハウスが提唱したのが「パス・ゴール理論」です。名前の通り、リーダーの役割は、メンバーが目標(ゴール)に到達するための道筋(パス)を明確に示し、その道のりにある障害を取り除くことだ、という考え方です。

ハウスは、リーダーの行動を4つに分類しました。

  • 指示型: 何を期待しているか、仕事の進め方を具体的に指示する
  • 支援型: メンバーの感情に配慮し、ニーズに気遣いを示す
  • 参加型: 決定を下す前にメンバーに相談し、提案を活用する
  • 達成志向型: 高い目標を掲げ、達成を求める

そしてどの型が有効かは、部下の特性(能力や自主性)と、仕事の特性(構造化されているか、曖昧かどうか)という状況要因によって変わる、とされました。

国試のポイント:「ハウス=パス・ゴール理論=指示型・支援型・参加型・達成志向型」。フィドラーと同じく「状況によって変わる」という考え方に立ちますが、ハウスはリーダーが目標達成への道筋を示すという役割そのものに焦点を当てた点が特徴です。

ハーシィとブランチャード〜SL理論〜

フィドラーとハウスが切り拓いた「状況によって変わる」という発想を、部下の成熟度という観点からさらに掘り下げたのが、1977年にハーシィとブランチャードが提唱した「SL理論(状況対応型リーダーシップ)」です。

SL理論の核心は、「唯一最善のリーダーシップスタイルは存在せず、部下の成熟度によって、有効なスタイルは変わる」という考え方です。

部下の能力や意欲(成熟度)が低い段階では具体的に指示するスタイルが、成熟度が高まるにつれて、権限を委ねていくスタイルへと、リーダーは柔軟に変化させていく必要があるとされます。

PM理論とSL理論を混同させる問題が出題されたことがあります!

国試のポイント:「ハーシィ・ブランチャード=SL理論=部下の成熟度」。フィドラー・ハウス・ハーシィとブランチャードの3人は、いずれも「状況適合理論」というグループに属し、行動理論シリーズ⑫とは発想の根本が異なる点を意識しておいてください。

今日のまとめ

これで、行動理論(前回)と状況適合理論(今回)、リーダーシップ論の主要な変遷が一通り揃いました。

シリーズ⑫はこちらからお読みいただけます。

【頻出!人名シリーズ⑫】レヴィン・三隅二不二・ブレイクとムートン〜リーダーシップの「行動理論」〜
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この記事は「頻出!合格のために必ず覚えておきたい人名シリーズ」の一つです。

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