ストレスの理論
1 セリエ(Selye, H.)の汎適応症候群では、ストレッサーにさらされた生体の反応は、抵抗期、警告反応期、疲憊期の順に進む。
× 警告反応期、抵抗期、疲憊期の順に進みます。第34回問題12で出題されています。
2 汎適応症候群の抵抗期は、ストレッサーに長期間さらされた生体が、エネルギーを使い果たした段階である。
× これは疲憊期の説明です。抵抗期は、生体がストレッサーに抵抗し、適応を保っている段階です。第34回問題12で出題されています。
3 ホメオスタシスとは、外部や内部の環境が絶えず変化するなかで、生体を一定の安定した状態に保とうとする働きである。
○ 第34回問題12で、正しい選択肢として出題されています。
4 心理社会的ストレスモデルでは、ある出来事がストレスになるかどうかは出来事の大きさで決まり、本人がその出来事をどう評価するかは影響しない。
× 同じ出来事でも、本人がその出来事をどう評価するか(認知的評価)によって、ストレスになるかどうかが変わるとされます。第34回問題12で出題されています。
5 タイプA行動パターンの人は、他者との競争を避け、一つの仕事にじっくり時間をかけて取り組む傾向がある。
× タイプA行動パターンの人は、競争心が強く、多くの仕事を同時に引き受けて締切りに追われる傾向があります。第28回問題10、第34回問題12で出題されています。
6 ハーディネスとは、ストレスに直面しても健康を損なうことが少ない性格特性をいう。
○ 第32回問題12で、正しい選択肢として出題されています。
7 ストレッサーを自分で制御できるという信念をもっていても、ストレスの緩和にはつながらない。
× 制御できるという信念は、ストレスの緩和につながります。第32回問題12で出題されています。
8 アパシーとは、ストレス状態が続いても、それにうまく対処できている状態をいう。
× アパシーは、意欲や関心が失われた無気力な状態をいいます。第32回問題12で出題されています。
9 コーピングとは、ストレスの原因となる出来事や刺激をいう。
× ストレスの原因となる出来事や刺激はストレッサーです。コーピングは、ストレスに対処するための方略をいいます。第32回問題12で出題されています。
ストレス対処法(コーピング)
10 利用者の家族との関係がこじれて悩んでいた職員が、家族と話し合う機会を設けて関係を修復した。これは、情動焦点型コーピングである。
× ストレスの原因そのものに働きかけているので、問題焦点型コーピングです。第27回問題11で、友人と仲直りして悩みが解消した事例が問題焦点型コーピングとして出題されています。
11 事例検討会での発表を前に不安になった職員が、深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。これは、問題焦点型コーピングである。
× 不安な気持ちを和らげているので、情動焦点型コーピングです。第31回問題12で出題されています。
12 困難事例への対応に行き詰まった職員が、研修会に参加して新しい援助技術を学んだ。これは、問題焦点型コーピングである。
○ 第31回問題12、第35回問題12で、正しい選択肢として出題されています。
13 業務が立て込んで疲れ切った職員が、友人に話を聞いてもらい、気分がすっきりした。これは、問題焦点型コーピングである。
× 気分を立て直しているので、情動焦点型コーピングです。第35回問題12で出題されています。
バーンアウト
14 バーンアウトは、対人援助職には生じにくい。
× 対人援助職に多くみられます。第30回問題13で出題されています。
15 バーンアウトの症状として、利用者を人として尊重できなくなり、冷淡な態度をとるようになることがある。
○ 第32回問題13で、人を人と思わなくなる気持ちが生じるという記述が正しい選択肢として出題されています。
16 バーンアウトは、主に個人の能力やスキルの不足によって生じ、職場環境の影響は小さい。
× 職場環境の影響も大きいとされます。症状としては、情緒的な消耗や、仕事に対する個人的達成感の低下がみられます。第30回問題13で出題されています。
PTSDとレジリエンス
17 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、事故や犯罪被害によって生じるものであり、自然災害によっては生じない。
× 自然災害によっても生じます。第33回問題12で出題されています。
18 PTSDの回避症状とは、ささいな物音にもひどく驚くようになることをいう。
× これは過覚醒の症状です。回避症状は、心的外傷体験に関係する刺激を避け続けることをいいます。第33回問題12、第36回問題12で出題されています。
19 交通事故にあった交差点を通らないように、遠回りして通勤するようになった。これは、PTSDの過覚醒症状にあたる。
× 事故にかかわる場所を避けているので、回避症状にあたります。第36回問題12で出題されています。
20 レジリエンスとは、強いストレスや心理的な傷つきを伴う経験から、個人が回復していく力をいう。
○ 第37回問題10で、正しい選択肢として出題されています。
21 アントノフスキー(Antonovsky, A.)の首尾一貫感覚(SOC)とは、困難なことが起きたときに、自分には対処できないとあきらめる感覚をいう。
× 首尾一貫感覚には、自分に起こる出来事が理解でき予測できるという感覚や、自分の人生や経験には意味があるという感覚が含まれます。第38回問題10で出題されています。


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