「心理学と心理的支援」の出題傾向と勉強法

第39回社会福祉士国家試験まで
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科目別 出題傾向と勉強法シリーズ
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勉強する順番

「心理学と心理的支援」は、第29回から第38回までの10回・68問を分析すると、出題される場所がはっきり決まっている科目です。次の順番で勉強することをお勧めします。

1 人の心の基本的な仕組みと機能(記憶、学習、感覚・知覚、社会心理)
 ↓
2 心理学の理論を基礎とした支援(心理療法、心理検査)
 ↓
3 人の心の発達過程(ピアジェ、エリクソン、愛着)
 ↓
4 日常生活と心の健康(ストレス、バーンアウト、PTSD)

1と2で49問、全68問のおよそ7割を占めます。特に2は、心理療法と心理検査だけで18問あり、毎回必ず出題されています。用語と内容を1対1で結びつければ対応できますので、勉強しやすい分野です。3のほうが若干出題回数が少ないですが、4は勉強しやすい分野なので、まずは1~3に取り組んでみてください。

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よく出題されるの分野

いちばん出題数の多い「人の心の基本的な仕組みと機能」の31問は、次の内訳でした。

人の心の基本的な仕組みと機能 記憶、学習(条件づけ)、感覚・知覚、動機づけ、社会心理、パーソナリティ 31問 心理学の理論を基礎とした支援 心理療法、カウンセリング、心理検査 18問 日常生活と心の健康 ストレスとコーピング、バーンアウト、PTSD、レジリエンス 10問 人の心の発達過程 ピアジェ、エリクソン、愛着、言語発達、加齢による変化 9問 第29回から第38回までの10回・68問。「心理学の視点」からの出題はありませんでした。 過去問をもとに著者が作成したグラフです。無断転載・複製はご遠慮ください。
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よく出る分野の中身

いちばん出題数の多い「人の心の基本的な仕組みと機能」の31問は、次の内訳でした。

人の心の基本的な仕組みと機能 31問 分野 出題数 出題された内容 社会心理 7問 原因帰属、傍観者効果、確証バイアス 記憶 5問 エピソード記憶、展望的記憶、ワーキングメモリー 学習(条件づけ) 4問 オペラント条件づけ、レスポンデント条件づけ、馴化 感覚・知覚 4問 知覚の体制化、大きさの恒常性、明順応と暗順応 動機づけ 3問 内発的動機づけ、マズローの欲求階層 パーソナリティ・知能 3問 ビッグファイブ、クレッチマー、拡散的思考 適応機制・防衛機制 2問 抑圧、退行、置き換え 感情、生理、事例 3問 気分と情動、大脳の前頭葉 過去問をもとに著者が作成した図です。無断転載・複製はご遠慮ください。

2番目に多い「心理学の理論を基礎とした支援」の18問は、心理療法とカウンセリングが13問、心理検査が5問です。心理療法は10回すべてで出題されており、この科目でいちばん確実に出る分野です。

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よく出る用語と人名

10回で複数回出題された用語と人名は次のとおりです。人名が書かれていないものも、その人物の理論として出題されてるものも合計して数えています。

複数回出題された用語と人名 用語・人名 出題数 出題された回と問題番号 心理検査 5問 第31・33・34・35・36回 条件づけ(スキナー、パブロフ) 4問 第30回問9 第32回問8 第34回問8 第36回問9 ストレスとコーピング(ラザルス) 4問 第31回問12 第32回問12 第34回問12 第35回問12 原因帰属(ワイナー) 2問 第30回問8 第36回問11 ピアジェ 2問 第30回問12 第34回問10 エリクソン 2問 第34回問11 第37回問9 バーンアウト 2問 第30回問13 第32回問13 PTSD 2問 第33回問12 第36回問12 内発的動機づけ 2問 第31回問8 第35回問8 来談者中心療法(ロジャーズ) 2問 第29回問14 第36回問14 認知行動療法 2問 第33回問14 第37回問12 過去問をもとに著者が作成した図です。無断転載・複製はご遠慮ください。
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分析データ

ここから先は、上の勉強の仕方をまとめる根拠にした集計です。
勉強の仕方だけ知りたい方は、ここまでで大丈夫です。

分析内容

第29回から第38回までの10回・68問を、現行の出題基準の大項目に1問ずつ割り当てて集計しました。複数の項目にまたがる問題は、正答の論点にあたる項目を1つだけ選んでいます。第36回までは「心理学理論と心理的支援」という科目名で各回7問、第37回からは「心理学と心理的支援」に変わって各回6問です。どちらも共通科目ですので、精神保健福祉士の試験でも出題されます。

「心理学の理論を基礎とした支援」の18問のうち、心理療法とカウンセリングが13問、心理検査が5問です。心理療法は第29回から第38回まで、10回すべてで出題されています。心理検査は第31回、第33回、第34回、第35回、第36回の5回で、新カリキュラムの2回では出ていません。

「日常生活と心の健康」の10問は、ストレスとコーピングが4問、バーンアウトが2問、PTSDが2問、レジリエンスが1問、首尾一貫感覚が1問です。第37回問10のレジリエンスと第38回問10の首尾一貫感覚は、いずれも新カリキュラムになってから初めて出題された用語です。

「人の心の発達過程」の9問は、ピアジェが2問、エリクソンが2問、愛着が1問、言語発達が1問、発達障害が1問、加齢による変化が1問、その他が1問です。

新カリキュラムの第37回・第38回の12問は、心の仕組みと機能が5問、支援が4問、心の健康が2問、発達が1問でした。事例形式が第37回問11、第38回問7、第38回問11、第38回問12の4問あり、旧カリキュラムより増えています。

*この分類は1問につき主たる項目を1つだけ割り当てたものです。実際の試験では複数の項目にまたがる選択肢も出題されています。

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