勉強する順番
第29回から第38回までの10回・68問を分析した結果、次の順番で勉強することをお勧めします。
1 社会構造と変動(集団と組織、地域と都市、人口、社会的ジレンマ)
↓
2 自己と他者(社会的役割、社会化、相互行為)
↓
3 市民社会と公共性(社会的格差、逸脱と社会問題、差別と偏見、災害)
↓
4 生活と人生(家族、労働、世代)
↓
5 社会学の視点(社会学の歴史)
1と2を先に置いたのは、人名と理論が集中しているからです。この2つで36問/68問あり、そのほとんどが人名か理論名で出題されています。
4を後ろに置いたのは、白書や統計調査の数値を問う出題が多いためです。68問のうち13問が白書や調査の結果を問うもので、その半分以上が大項目4に入ります。数値は毎年更新されますので、最新のものがそろってから直前期にまとめて覚えたほうが効率的です。
よく出る分野
大項目ごとの出題数は次のとおりです。棒の下に、それぞれの大項目で実際に出題された内容を並べています。
よく出る人名と用語
この科目は、人名がそのまま出題される場合と、理論名や用語だけで出題される場合があります。どちらも同じ人物の知識で対応できますので、まとめて数えました。
人名が出てこなくても、繰り返し出題されている用語があります。次のとおりです。
人名と用語をセットで覚えておくと、どちらの形で出題されても対応できます。
分析データ
ここから先は、上の勉強の仕方をまとめる根拠にした集計です。勉強の仕方だけ知りたい方は、ここまでで大丈夫です。
第29回から第38回までの10回・68問を、現行の出題基準の大項目に1問ずつ割り当てて集計しました。複数の項目にまたがる問題は、正答の論点にあたる項目を1つだけ選んでいます。第36回までは「社会理論と社会システム」という科目名で各回7問、第37回からは「社会学と社会システム」に変わって各回6問です。どちらも共通科目ですので、精神保健福祉士の試験でも出題されます。
大項目2(社会構造と変動)の26問の内訳は、地域と都市が7問、社会集団と組織が5問、社会的ジレンマと環境が5問、人口が4問、社会変動が2問、その他が3問です。地域と都市では、ウェルマンのコミュニティ解放論が第30回問17、第33回問16、第36回問16の3回に登場しています。
大項目3(市民社会と公共性)の16問は、逸脱と社会問題が6問、社会的格差が4問、差別と偏見が2問、災害と復興が1問、その他が3問です。逸脱では、ラベリング論が第29回問21と第35回問21の2回、そのままの形で問われました。
大項目4(生活と人生)の15問は、家族が6問、労働が3問、世代が4問、その他が2問です。このうち白書や統計調査の結果を問うものが7問あります。
大項目5(自己と他者)の10問は、社会的役割が3問、相互行為が4問、社会化が2問、その他が1問です。10問すべてに人名か理論名が出てきます。
68問全体では、白書や統計調査の数値を問う出題が13問ありました。第29回問18の高齢社会白書、第30回問16の労働市場、第30回問18の国民生活基礎調査、第30回問21の警察庁統計、第32回問16の労働力調査、第33回問15の少子化社会対策白書、第34回問16と第34回問18の国勢調査、第35回問17の男女共同参画白書、第36回問18の出生動向基本調査、第37回問15の過疎対策の現況、第37回問16の国民生活基礎調査、第38回問15の人口統計です。
なお、この分類は1問につき主たる項目を1つだけ割り当てたものです。実際の試験では複数の項目にまたがる選択肢も出ますので、学習の目安としてご利用ください。


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