社会集団に関する問題10問
問1 アソシエーションとは、特定の目的を達成するための集団のことである。
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マッキーバーの分類です。地域で自然に成り立つコミュニティに対して、目的のために人が作る集団をアソシエーションと呼びます。第37回問題13で出題。
問2 ゲゼルシャフトとは、伝統的な地縁、血縁、友愛などによって形成された集団のことである。
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この説明はゲマインシャフトのものです。ゲゼルシャフトは、目的のために人為的に結ばれた集団です。第37回問題13、第31回問題19で出題。
問3 ゲマインシャフトとは、人間が生まれつき持っている本質意志に基づいて成立する集団を指す。
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テンニースの分類です。ゲゼルシャフトは選択意志に基づきます。第33回問題17で出題。
問4 外集団とは、そこに属していながら、帰属感や愛着心をもてない集団のことである。
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外集団は、自分が属していない集団で、嫌悪や敵意の対象となるものです。属している集団は内集団です。第37回問題13で出題。
問5 内集団とは、個人にとって嫌悪や軽蔑、敵意の対象となる集団を指す。
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内集団は、自分がそこに属していると感じ、愛着を持つ集団です。第33回問題17で出題。
問6 準拠集団とは、敵意を持ち嫌悪や軽蔑の対象となる集団のことである。
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準拠集団は、自分の判断や行動の基準にする集団です。所属していない集団が準拠集団になることもあります。第37回問題13、第33回問題17、第31回問題19で出題。
問7 第二次集団とは、親密で対面的な結び付きと協同によって特徴づけられる集団を指す。
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この説明は第一次集団のものです。クーリーの分類で、家族や遊び仲間が当たります。第33回問題17、第31回問題19で出題。
問8 大衆とは、利害関心に基づき意図的に選択された集団のことである。
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大衆は、匿名で異質な人々の集まりで、意図的に選ばれたものではありません。第37回問題13で出題。
問9 フォーマルグループとは、企業や官庁のような一定の目的のために成文化された規則と命令系統を持つ組織である。
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これに対して、職場の中で自然にできる仲間の集まりをインフォーマルグループといいます。第31回問題19で出題。
問10 ヴェーバーのいう合法的支配とは、正当な手続により制定された法に従うことで成立する支配である。
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支配の3類型は、伝統的支配、カリスマ的支配、合法的支配です。合法的支配では、支配者自身も法に従います。第32回問題15、第35回問題15で出題。
社会変動と都市関する問題10問
問1 テンニースは、自然的な本質意志に基づくゲマインシャフトから、人為的な選択意志に基づくゲゼルシャフトへ移行すると主張した。
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近代化によって、人と人の結びつき方が変わることを示したものです。第35回問題16で出題。
問2 デュルケムは、産業化の進展に伴い、工業社会の次の発展段階として脱工業社会が到来すると主張した。
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脱工業社会を論じたのはベルです。デュルケムは、機械的連帯から有機的連帯への変化を論じました。第35回問題16で出題。
問3 スペンサーは、近代社会では適応、目標達成、統合、潜在的パターン維持の四つの機能に対応した下位システムが分出すると主張した。
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この四つの機能を論じたのはパーソンズです。スペンサーは、軍事型社会から産業型社会への移行を主張しました。第35回問題16で出題。
問4 ベックが提唱した、産業社会の発展に伴う環境破壊等によって人々の生活や社会が脅かされ、何らかの対処が迫られている社会を示す概念は、リスク社会である。
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豊かになった社会が、自らの発展によって新たな危険を生み出すという見方です。第34回問題17で出題。
問5 ワースは、都市では人間関係の分節化と希薄化が進み、無関心などの社会心理が生み出されるとする、アーバニズム論を提起した。
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人口が多く、密度が高く、異質な人が集まることが、都市の生活様式を生むとしました。第33回問題16で出題。
問6 サムナーは、都市に特徴的な生活様式をアーバニズムとした。
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アーバニズムを論じたのはワースです。サムナーは内集団と外集団の概念で知られます。第37回問題14で出題。
問7 フィッシャーは、都市の拡大過程に関して、それぞれ異なる特徴を持つ地帯が同心円状に構成されていくとする、同心円地帯理論を提起した。
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同心円地帯理論はバージェスです。フィッシャーは、都市で多様な下位文化が形成されるとする下位文化理論を提起しました。第33回問題16、第37回問題14で出題。
問8 ウェルマンは、大都市では、都市化から郊外化を経て衰退に向かうという逆都市化が発生し、都市中心部の空洞化が生じるとする、都市の発展段階論を提起した。
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都市の発展段階論はクラッセンです。ウェルマンは、コミュニティが地域や親族の結びつきから解放されたネットワークとして存在するとする、コミュニティ解放論を提起しました。第33回問題16で出題。
問9 鈴木榮太郎は、都市は結節機関を持つ聚落社会であるとした。
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役所や駅、市場など、人やものの流れが集まる機関を持つことが都市の特徴だとしました。第37回問題14で出題。
問10 コンパクトシティとは、拡散した都市機能を集約させ、生活圏の再構築を図る都市である。
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人口が減るなかで、住まいや医療、商業を中心部に集めて、暮らしやすさと行政の効率を両立させる考え方です。第32回問題17で出題。
社会的行為に関する問題10問
問1 ヴェーバーは、社会的行為を四つに分類し、特定の目的を実現するための手段になっている行為を「目的合理的行為」と呼んだ。
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目的合理的行為、価値合理的行為、感情的行為、伝統的行為の四つです。第34回問題19で出題。
問2 社会的行為の主観的意味を理解することを通して、その過程及び結果を説明しようとする考え方を、理解社会学という。
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ヴェーバーの立場です。行為者本人にとっての意味から社会を捉えます。第31回問題20で出題。
問3 デュルケムは、言語を媒介とした自己と他者の間で相互了解に基づく合意形成を目指す行為を「コミュニケーション的行為」と呼んだ。
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コミュニケーション的行為はハーバーマスです。デュルケムは「社会的事実」を論じました。第34回問題19で出題。
問4 パーソンズは、相互行為における無意識的、習慣的な行為に着目し、そうした行為において利用される個人の文化的な蓄積を「文化資本」と呼んだ。
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文化資本はブルデューです。パーソンズは、相互行為が互いの期待に依存し合って成り立つことを「ダブル・コンティンジェンシー」と呼びました。第34回問題19で出題。
問5 自我とは主我(I)と客我(me)の二つの側面から成立しており、他者との関係が自己自身への関係へと転換されることによって形成されると指摘したのは、ミードである。
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他者から見られる自分を取り込むことで、自我が形づくられるという考え方です。第34回問題20で出題。
問6 構造移動とは、産業構造や人口動態の変化によって社会的地位の移動を余儀なくされることをいう。
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本人の努力や選択とは別に、社会の側の変化によって起こる移動です。第34回問題15で出題。
問7 業績主義とは、本人の努力によって変更することができない要素によって社会的地位が与えられることをいう。
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説明が逆です。業績主義は能力や成果によって地位が与えられること、属性主義は生まれや性別など変えられない要素によって地位が与えられることをいいます。第34回問題15で出題。
問8 世代間移動とは、一個人の一生の間での社会的地位の移動のことをいう。
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これは世代内移動の説明です。世代間移動は、親と子の間での地位の移動を指します。第34回問題15で出題。
問9 フリーライダーとは、自ら負担することなく集合財を享受する者のことである。
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費用を負担せずに利益だけを受け取る人を指します。第31回問題21で出題。
問10 所得格差を示す指標として用いられるのは、エンゲル係数である。
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所得格差を示すのはジニ係数です。エンゲル係数は、家計の消費支出に占める食料費の割合です。第29回問題15で出題。
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