学習と記憶に関する問題10問
問1 自動車を運転しているときに事故に遭ってから、自動車に乗ろうとすると不安な気持ちを強く感じるようになった。これはレスポンデント条件づけの例である。
解答を見る
○
もともと不安と結びついていなかった自動車が、事故という刺激と対になったことで、不安を引き起こすようになっています。第34回問題8で出題。
問2 試験前に時間をかけて勉強することで高得点が取れたので、次の試験前にも勉強に時間をかけるようになった。これはレスポンデント条件づけの例である。
解答を見る
×
自分がとった行動の結果によって、その行動が増えていますので、オペラント条件づけです。第34回問題8で出題。
問3 宿題をやってくるたびに褒めていたら、宿題を忘れずにやってくるようになった。これはオペラント条件づけにおける正の強化の例である。
解答を見る
○
望ましい刺激を与えることで、行動が増えています。第30回問題9で出題。
問4 授業中に勝手に話をしていた生徒を叱ったら、私語がなくなった。これはオペラント条件づけにおける正の強化の例である。
解答を見る
×
刺激を与えて行動を減らしていますので、正の罰です。強化は行動が増える場合を指します。第30回問題9で出題。
問5 工事が始まって大きな音に驚いたが、しばらく経つうちに慣れて気にならなくなった。これは馴化の例である。
解答を見る
○
同じ刺激が繰り返されることで反応が弱まる現象です。条件づけではありません。第34回問題8で出題。
問6 友人と遊園地に行く約束をしていたので、朝から出掛けた。これは展望的記憶の例である。
解答を見る
○
展望的記憶は、これから先にすることを覚えておく記憶です。第34回問題9で出題。
問7 子どもの頃に鉄棒から落ちてケガをしたことを思い出した。これは展望的記憶の例である。
解答を見る
×
過去の出来事を思い出していますので、エピソード記憶です。第34回問題9で出題。
問8 10年ぶりに自転車に乗ったが、うまく乗ることができた。これは手続き記憶の例である。
解答を見る
○
体で覚えた技能の記憶です。言葉で説明しにくく、長く保たれます。第34回問題9で出題。
問9 試験に失敗した原因を、自分の勉強不足にあると考えた。これは内的帰属の例である。
解答を見る
○
原因を自分自身に求めるのが内的帰属です。問題が難しかった、運が悪かったと考えるのは外的帰属です。第30回問題8で出題。
問10 結晶性知能とは、過去の学習や経験を適用して得られた判断力や習慣のことである。
解答を見る
○
加齢による低下がゆるやかとされます。これに対して、新しい場面で素早く処理する力を流動性知能といいます。第30回問題10で出題。
発達と防衛機制に関する問題10問
問1 ピアジェの発達理論において、感覚運動期には「ごっこ遊び」のようなシンボル機能が生じる。
解答を見る
×
シンボル機能が現れるのは前操作期です。感覚運動期は、見る、触る、動かすといった直接の働きかけで世界を知る時期です。第34回問題10で出題。
問2 ピアジェの発達理論において、具体的操作期には、コップから別の容器に水を移したときに液面の高さが変化しても、量は変わらないことが理解できる。
解答を見る
○
保存の概念です。見た目が変わっても、量そのものは変わらないと理解できるようになります。第34回問題10で出題。
問3 ピアジェの発達理論において、形式的操作期には、思考の自己中心性が強くみられる。
解答を見る
×
自己中心性が強いのは前操作期です。形式的操作期には、具体的な物から離れて抽象的に考えられるようになります。第34回問題10で出題。
問4 父から叱られ腹が立ったので弟に八つ当たりした。これを置き換えという。
解答を見る
○
向けられない相手への感情を、別の対象に向けることです。第31回問題11で出題。
問5 苦手な人に対していつもより過剰に優しくした。これを投影という。
解答を見る
×
本心と反対の言動をとることは反動形成です。投影は、自分の中にある受け入れがたい感情を、相手が持っていると感じることです。第31回問題11で出題。
問6 合理化とは、自分がとった葛藤を伴う言動について、一見もっともらしい理由づけをすることをいう。
解答を見る
○
第29回問題12で出題。
問7 昇華とは、ある対象に対して持っていた本来の欲求や本心とは反対の言動をとることをいう。
解答を見る
×
この説明は反動形成のものです。昇華は、社会から認められにくい欲求を、認められる形に置き換えて満たすことです。第29回問題12で出題。
問8 退行とは、現在の発達段階より下の発達段階に逆戻りして、未熟な言動を行うことをいう。
解答を見る
○
第29回問題12では、この説明を抑圧のものとした記述が誤りとして出題されています。抑圧は、苦痛な感情や欲求を意識から締め出すことです。
問9 残業が続き自分一人ではどうにもならなくなったので、上司に仕事の配分の見直しを依頼して調整してもらった。これは問題焦点型コーピングである。
解答を見る
○
ストレスの原因そのものに働きかけていますので、問題焦点型です。第31回問題12で出題。
問10 試験の結果が悪かったので、気晴らしのため休日に友人と遊びに出掛けた。これは問題焦点型コーピングである。
解答を見る
×
原因ではなく自分の感情のほうに働きかけていますので、情動焦点型コーピングです。第31回問題12で出題。
心理療法と心理検査に関する問題10問
問1 社会生活技能訓練(SST)は、クライエントが役割を演じることを通して、対人関係で必要な技能の習得を目指していく。
解答を見る
○
ロールプレイなどの技法を用います。第35回問題14、第30回問題14で出題。
問2 ブリーフセラピーは、クライエントの過去に焦点を当てて解決を目指していく。
解答を見る
×
過去の原因ではなく、これからどうなりたいかという解決の姿に焦点を当てます。第35回問題14で出題。
問3 来談者中心療法は、クライエントに指示を与えながら傾聴を続けていく。
解答を見る
×
指示をせず、クライエント自身が答えにたどり着くのを支えます。第35回問題14で出題。第30回問題14では、クライエントが事実と違うことを発言した場合はその都度修正しながら話を聞いていく、という記述が誤りとして出題されています。
問4 精神分析療法は、学習理論に基づいて不適応行動の改善を行っていく。
解答を見る
×
学習理論に基づくのは行動療法です。精神分析療法は、無意識のエスの活動と意識の自我の活動が適切に関連するよう援助します。第35回問題14、第34回問題14で出題。
問5 系統的脱感作法では、個別に作成された不安階層表を基に、リラックスした状態で、不安の誘発度の最も低い刺激から段階的に不安を克服していく。
解答を見る
○
第29回問題13で出題。第34回問題14では、四肢の重感や温感を順に得ることで心身を緊張から弛緩へ切り替える方法である、という記述が誤りとして出題されています。それは自律訓練法です。
問6 家族療法は、家族問題を抱える個人を対象とする療法である。
解答を見る
×
家族全体を一つのまとまりとしてとらえ、その関係に働きかけます。第34回問題14で出題。
問7 認知行動療法では、クライエントの発言を修正せず全面的に受容することが、クライエントの行動変容を引き起こすと考える。
解答を見る
×
認知行動療法は、否定的な受け取り方や信念に働きかけて、認知の枠組みを修正していきます。第30回問題14で出題。
問8 PFスタディでは、欲求不満場面での反応を測定する。
解答を見る
○
絵に描かれた場面で、どう反応するかを見る投影法の検査です。第31回問題13で出題。
問9 乳幼児の知能を測定するために、WPPSIを実施した。
解答を見る
○
ウェクスラー式の知能検査には、幼児用のWPPSI、児童用のWISC、成人用のWAISがあります。第35回問題13で出題。
問10 成人用知能検査であるWAISは、フランスのビネーによって開発された。
解答を見る
×
WAISを開発したのはウェクスラーです。ビネーが作ったのは、世界で最初の知能検査であるビネー式知能検査です。第30回問題10で出題。
一問一答シリーズはこちら
→一問一答記事一覧(随時更新中)


コメント