福祉政策の学説とニードに関する問題10問
問1 エスピン-アンデルセンは、自由主義・保守主義・社会民主主義という3類型からなる福祉レジーム論を提示した。
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○
脱商品化と社会的階層化の程度によって、福祉国家を3つに分けました。第34回問題24で出題。
問2 ローズは、経済成長、高齢化、官僚制が各国の福祉国家化を促進する要因であるという収斂理論を提示した。
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収斂理論を提示したのはウィレンスキーです。第34回問題24で出題。
問3 マーシャルは、社会における福祉の総量は家庭、市場、国家が担う福祉の合計であるという福祉ミックス論を提示した。
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福祉ミックス論はローズです。第34回問題24で出題。
問4 ウィレンスキーは、福祉の給付を「社会福祉」「企業福祉」「財政福祉」に区別した福祉の社会的分業論を提示した。
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福祉の社会的分業論はティトマスです。第34回問題24で出題。
問5 ティトマスは、市民権が18世紀に市民的権利、19世紀に政治的権利、20世紀に社会的権利という形で確立されてきたという市民権理論を提示した。
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市民権理論はマーシャルです。第34回問題24で出題。
問6 福祉サービスは、それにアクセスできなければ、ニーズを充足しない。
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○
制度があっても、知らなかったり手続きが難しかったりすれば、必要とする人には届きません。第27回問題26で出題。
問7 ニーズ充足の評価には、主観的評価も含まれる。
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○
本人がどう感じているかも評価に含めます。第28回問題25で出題。
問8 ニーズの質や水準にかかわりなく、サービスに定額の負担を課すことを、普遍主義という。
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普遍主義は、所得や資産を問わずすべての人を対象とする考え方です。負担の決め方を指す言葉ではありません。第28回問題25で出題。
問9 普遍主義的な資源の配分においては、資力調査に基づいて福祉サービスの対象者を規定する。
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資力調査で対象を絞るのは選別主義です。第27回問題26で出題。
問10 インフォーマルな活動であっても、福祉サービスのニーズを充足するものは資源である。
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○
近隣の助け合いやボランティアも資源です。第27回問題26では、資源といえるのはその価値が金銭に換算される場合である、という記述が誤りとして出題されています。
市場と評価に関する問題10問
問1 公共サービスの民営化の具体的方策として、サービス供給主体の決定に、官民競争入札及び民間競争入札制度を導入する市場化テストがある。
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○
官と民が同じ条件で入札し、どちらが担うかを決めるしくみです。第34回問題29で出題。
問2 準市場では、非営利の事業者間での競争を促す一方で、営利事業者の参入を認めないという特徴がある。
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営利事業者も参入できます。介護保険では、株式会社が訪問介護などを行っています。第34回問題29で出題。
問3 プライベート・ファイナンス・イニシアティブ(PFI)とは、公有財産を民間に売却し、その利益で政府の財政赤字を補填することである。
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民間の資金と技術を使って公共施設を整備し、運営する手法です。売却して赤字を埋めるものではありません。第34回問題29で出題。
問4 指定管理者制度とは、民間資金を使って公共施設を整備することである。
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指定管理者制度は、公の施設の管理運営を民間の団体に任せる制度です。整備の話ではありません。第34回問題29で出題。
問5 ニュー・パブリック・マネジメント(NPM)では、政府の再分配機能を強化し、「大きな政府」を実現することが目標とされる。
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民間の経営手法を行政に取り入れて、効率化を図る考え方です。「小さな政府」の方向に立ちます。第34回問題29で出題。
問6 社会的企業とは、社会的な困難や課題に取り組む組織である。
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○
事業として収益を上げながら、社会課題の解決を目的とする組織です。第30回問題25で出題。
問7 社会的企業は、収益事業を行わない組織である。
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収益事業を行います。寄付や補助金だけに頼らない点が特徴です。第30回問題25で出題。
問8 プロセス評価は、プログラムが適切な手順や方法で実施されたかどうかに着目して行われる。
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○
結果だけでなく、実施の過程を見る評価です。第27回問題29で出題。
問9 パブリックコメントとは、地方自治体が自らの実施した福祉サービスの評価結果を公表する制度である。
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計画や制度の案について、事前に広く意見を募る手続きです。評価結果の公表ではありません。第27回問題29で出題。
問10 福祉サービスの利用者負担には、利用者と非利用者との公平を確保する機能がある。
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○
サービスを使う人が一部を負担することで、使わない人との間の負担の公平を図ります。第27回問題27で出題。
貧困と格差・諸外国の福祉制度に関する問題10問
問1 OECDにおける相対的貧困率は、等価可処分所得の平均値の50%未満の所得層が全人口に占める比率を指す。
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平均値ではなく中央値です。所得を高い順に並べたときの真ん中の値の半分が、貧困線になります。第28回問題26で出題。
問2 ジニ係数の値が1に近いほど、所得格差は小さい。
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1に近いほど格差は大きくなります。0が完全に平等な状態です。第28回問題26で出題。
問3 世界保健機関(WHO)による「健康の社会的決定要因」は、集団間の健康における格差と社会経済的境遇との関連に着目する概念である。
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健康の差が、暮らしや働き方の条件から生まれることに目を向ける考え方です。第30回問題26で出題。
問4 個人の学歴や所得は、健康の社会的決定要因から除外される。
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学歴も所得も、健康に影響する要因として含まれます。ソーシャルキャピタルも同様です。第30回問題26で出題。
問5 スウェーデンのエーデル改革は、高齢者の保健医療は広域自治体、介護サービスはコミューンが実施責任を負うとする改革であった。
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1992年の改革です。長期入院していた高齢者のケアを、基礎自治体であるコミューンに移しました。第30回問題27で出題。
問6 アメリカのTANF(貧困家族一時扶助)は、「就労から福祉へ」の政策転換であった。
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向きが逆で、「福祉から就労へ」の転換です。給付に期間の制限と就労の要件を設けました。第30回問題27で出題。
問7 ドイツの介護保険制度は、障害者の介護サービスを除外して創設された。
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ドイツの介護保険は年齢を問わず、介護を必要とする状態にある人を対象としています。第30回問題27で出題。
問8 日本の介護保険制度は、給付に要する費用の全額を保険料の負担とすることで、財源の安定を目指した。
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保険料と公費でおよそ半分ずつを負担するしくみです。全額を保険料でまかなうものではありません。第30回問題27で出題。
問9 「社会保障制度改革国民会議報告書」(2013年(平成25年))における改革の方向性は、「21世紀(2025年)日本モデル」を目指すものである。
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高齢者中心の制度から、全世代を支える制度への転換を掲げました。第27回問題28で出題。
問10 国連開発計画(UNDP)の「人間開発指数」(HDI)は、センの潜在能力(ケイパビリティ)アプローチを理論的背景の一つとしている。
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所得だけでなく、寿命や教育も含めて豊かさを測ります。第34回問題30で出題。
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