「社会保障」で出題された労災保険のポイントのすべて
第29回から第38回までの10年間に「社会保障」で出題された労災保険のポイントを、整理しました。この10年間に出題されたのは、ここに並べたもので全てです。「保健医療サービス」で出題された労災保険のポイントも、科目名を付けて追加してあります。
労災保険の基本的な枠組みは、どのテキストにも記載されていますので、ここでは出題されたポイントだけを並べています。詳細を確認したい方はお手持ちのテキストなどをご使用下さい。
労災保険の保険者
〇労災保険の保険者は政府(国・厚生労働省)です。第30回問題51、第36回問題53で出題。
労災保険が適用される事業と労働者
〇労働者を一人でも使用する事業は、適用事業です。第30回問題53、第35回問題53で出題。
〇正社員、アルバイト、昼間学生を問わず、雇われて働く労働者に適用されます。第30回問題53、第38回問題31で出題。
〇雇用期間が短くても給付されます。第33回問題52で出題。
〇健康保険の被保険者かどうかに関係なく、雇われた時点から適用されます。第37回問題32で出題。
〇派遣労働者は、派遣元の事業に適用されます。第38回問題31で出題。
〇個人タクシーや大工などの個人事業主は、特別加入できます。第35回問題54で出題。
労災保険の保険料
〇保険料は事業主が全額負担します。第31回問題49、第35回問題53で出題。
〇特別加入者も保険料を負担します。第38回問題30で出題。
〇メリット制は、業務災害の発生状況に応じて労災保険率を増減させる仕組みです。通勤災害は反映されません。第35回問題53で出題。
〇事業主が保険料を滞納していても、労働者には給付が行われます。第30回問題53、第33回問題52、第38回問題31で出題。
給付の対象になる災害
〇業務災害と通勤災害が対象です。通勤災害は第33回問題52で出題。
〇職場での嫌がらせによる適応障害も、業務災害と認定されることがあります。第38回問題35で出題。
〇休日の行楽中の事故や、業務がない日の事故は業務外の事故で、健康保険で治療します。第29回問題54、第31回問題54、第36回問題54で出題。
〇通学途上の事故は通勤災害にあたらず、休業給付は受けられません。第34回問題54で出題。
〇先天性の障害は、労災保険の対象外です。第29回問題52で出題。
労災保険の給付の種類
〇業務災害の療養補償給付に自己負担は求められません。第30回問題53、第36回問題53で出題。
〇通勤災害の療養で、自己負担を原則1割とする記述が誤りとして出題されています。第33回問題52で出題。
〇療養補償給付は、治療そのものを受ける療養の給付(現物給付)が原則です。第38回問題35で出題。
〇退職しても、療養補償給付を受ける権利は続きます。第38回問題35で出題。
〇休業補償給付は、休業4日目から支給されます。第30回問題53、第32回問題51で出題。
〇休業補償給付には、休業特別支給金が上乗せされます。第33回保健医療サービス問題76で出題。
〇業務上の事故で死亡した労働者の遺族には、遺族補償給付が支給されます。第36回問題52で出題。
〇保険給付は、被災した労働者が労働基準監督署長に請求します。第35回問題53、第33回保健医療サービス問題76で出題。
健康保険・年金・手当との関係
〇業務災害は労災保険の給付で、健康保険と選ぶことはできません。第35回問題53で出題。
〇労災保険の療養の給付を受ける負傷には、健康保険の療養の給付は行われません。第33回問題52で出題。
〇労働災害で休業したときは休業補償給付が支給され、健康保険の傷病手当金は支給されません。第33回保健医療サービス問題76で出題。
〇同じ障害で障害厚生年金を受ける場合、障害補償年金は減額して支給されます。第33回問題53で出題。
〇特別障害者手当は在宅の重度障害者に支給される手当で、労災保険の給付に含まれません。第31回問題51で出題。
以上が、第29回から第38回までに「社会保障」で出題された労災保険のポイントのすべてです。
障害補償年金と年金の調整についての記事はこちら
→障害補償年金(労災保険)と年金の調整|減額されるのは障害補償年金
ここに並べたポイントは、すべて一問一答に入れています。労災保険の一問一答についての記事はこちら
→労災保険の一問一答42問|適用・保険料・業務災害と通勤災害・給付の調整

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