標本抽出に関する問題10問
問1 無作為抽出による標本調査の場合、母集団の性質について統計的に推測できる。
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全員を調べなくても、確率的に選んだ一部から全体を推し量ることができます。第30回問題86で出題。第38回問題80でも、無作為抽出による標本調査は標本の特性を推論することを目指す方法である、という記述が出題されています。
問2 適切に抽出された標本調査であれば、標本誤差は生じない。
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一部を取り出す以上、標本誤差は必ず生じます。どれだけ小さくできるかという問題です。第32回問題86、第35回問題86、第30回問題86で出題。
問3 非標本誤差は、回答者の誤答や記入漏れ、調査者の入力や集計のミスなどで生じる。
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標本の取り方とは別の原因で生じる誤差です。全数調査でも生じます。第33回問題86で出題。
問4 標本抽出方法の確率抽出と非確率抽出では、非確率抽出の方が母集団に対する代表性が高い方法である。
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代表性が高いのは確率抽出です。第32回問題86で出題。
問5 スノーボール・サンプリングは、非確率抽出法の一つである。
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調査対象者に次の対象者を紹介してもらう方法です。雪だるまのように広げていきます。第32回問題86で出題。第29回問題86では、機縁法は確率標本抽出の一種である、という記述が誤りとして出題されています。
問6 有意抽出法は、確率抽出法の一方法である。
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有意抽出法は非確率抽出法です。調査者の判断で選びますので、確率的な裏づけがありません。第33回問題86で出題。
問7 系統抽出法では、抽出台帳に規則性がある場合、標本に偏りが生じることがある。
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一定の間隔で抜き出す方法ですので、台帳の並びに周期があると、同じ性質の人ばかりが選ばれることがあります。第29回問題86で出題。第32回問題86では、規則性がある場合には偏りを生じることはない、という記述が誤りとして出題されています。
問8 標本抽出には、性別や年齢といった母集団の特性を基準にする抽出法がある。
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層化抽出法です。第35回問題86で出題。第29回問題86では、あらかじめ分かっている母集団の特性を利用してはならない、という記述が誤りとして出題されています。
問9 無作為抽出法による標本調査では、サンプルサイズの大小は、母集団を推計する信頼度に関係しない。
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サンプルサイズが大きいほど、標本誤差は小さくなります。第33回問題86で出題。
問10 パイロット調査は、調査地域や実施計画、調査にかかるコスト等の適切さを確認するために、まずは小規模な標本に対して行う方法である。
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○
本調査の前に小さく試して、問題がないかを確かめます。第38回問題80で出題。
尺度と測定に関する問題10問
問1 測定とは、一定の規則や基準を用いて、調べたい対象の経験的な特性に数値や記号を与える手続である。
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第31回問題86で出題。
問2 信頼性とは、同じ調査をもう一度行ったときに同じ結果になる安定性のことをいう。
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第31回問題86と第35回問題87では、信頼性と妥当性の説明を入れ替えた記述が、それぞれ誤りとして出題されています。妥当性は、測りたいものを正しく測れているかどうかです。
問3 妥当性とは、測定しようとする概念をどのくらい正確に把握できているかを意味する。
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何度測っても同じ結果が出ても、測りたいものと違うものを測っていれば妥当性は低くなります。第35回問題87で出題。
問4 社会調査の測定では、信頼性と妥当性のどちらかが満たされていればよい。
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両方が求められます。第31回問題86で出題。
問5 名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度という四つの尺度水準のうち、大小関係を測定することができるのは名義尺度である。
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名義尺度は分類するだけで、大小関係を表しません。大小を表せるのは順序尺度からです。第31回問題86で出題。
問6 順序尺度で測定した1と2の差と、3と4の差の等間隔性は担保されている。
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順序尺度が示すのは順番だけで、間隔が等しいとは限りません。等間隔なのは間隔尺度からです。第36回問題88で出題。
問7 名義尺度で測定した変数は、中央値を求めることができる。
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順番がありませんので、真ん中を決められません。名義尺度で求められるのは最頻値です。第36回問題88で出題。
問8 比例尺度では、平均値を算出することができる。
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間隔尺度と比例尺度では、意味のある平均値を出せます。第36回問題88で出題。第28回問題84でも、意味のある算術平均を算出できるのは間隔尺度と比例尺度の2つだけである、という記述が出題されています。
問9 比例尺度は、数値の間隔が等しいだけでなく、数値の比も意味を持つ。
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ゼロが「何もない」ことを意味しますので、2倍や半分といった比較ができます。身長や体重、年収などが当たります。第32回問題87で出題。
問10 名義尺度、間隔尺度、順序尺度、比例尺度の順で、尺度としての水準が高い。
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水準の低いほうから、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度です。第36回問題88で出題。
質問紙と集計に関する問題10問
問1 一つの質問文で複数の事項を問うことは、複数の回答が同時に得られるので、質問紙の作成において望ましいと考えられている。
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ダブルバーレルといい、避けるべきものです。片方には当てはまるがもう片方には当てはまらない人が、答えられなくなります。第33回問題88、第30回問題89、第35回問題88で出題。
問2 前の質問文の内容が次の質問文の回答に影響を与えないように、注意を払う必要がある。
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キャリーオーバー効果を避けるためです。第33回問題88で出題。第32回問題88では、キャリーオーバー効果は積極的に用いるのが望ましい、という記述が誤りとして出題されています。
問3 リッカート尺度は、「当てはまる」「どちらともいえない」「当てはまらない」などというように、多段階で程度を測定する選択肢で回答を求めるものである。
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意識や態度を測るときによく使われます。第32回問題88で出題。
問4 フェイスシートは、回答者の年齢、学歴、家族構成などの属性を回答する欄である。
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集計のときに、属性ごとの違いを見るために使います。第32回問題88で出題。
問5 作成した質問紙の構成や内容が適切かを検討するため、プリテストを実施することが望ましい。
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本調査の前に少人数で試し、答えにくい質問や誤解を招く表現を直します。第35回問題88で出題。
問6 調査対象者から口頭で聞き取った内容を、調査員が記入する方法を自記式という。
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調査員が記入する方法は他記式です。自記式は、調査対象者本人が記入する方法です。第31回問題85で出題。
問7 プライバシーに関する質問は、自記式の方が他記式よりも望ましい。
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人に聞かれずに自分で書けるほうが、答えやすくなります。第31回問題85で出題。
問8 留置調査は、調査対象者を調査員が訪問して調査票を置いていき、調査対象者が記入した後で調査員が回収する方法である。
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第33回問題89で出題。第29回問題87では、留置調査は他の方法に比べて回収率が低い、という記述が誤りとして出題されています。調査員が受け取りに行くため、回収率は高くなります。
問9 度数分布表は、一つの変数について、それぞれのカテゴリー(階級)に当てはまる度数をまとめた表である。
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全体の分布を見るときに使います。第31回問題88で出題。第32回問題89では、全体的な回答の分布を見たい場合に度数分布表を用いることはない、という記述が誤りとして出題されています。
問10 標準偏差は、調査データが全体としてどれぐらい平均値から離れて散らばっているのかを表す指標の一つである。
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第32回問題89で出題。第31回問題88では、分散と標準偏差には関係がない、という記述が誤りとして出題されています。標準偏差は分散の平方根です。
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