生活習慣病とがん
1 2型糖尿病は、膵臓のβ細胞が破壊されてインスリンが分泌されなくなることで発症する。
× これは1型糖尿病の説明です。2型糖尿病は、遺伝的な要因に過食や運動不足などの生活習慣が加わって発症し、生活習慣の関与が強いのは2型のほうです。第29回問題5で出題されています。
2 アルコール摂取量は、メタボリックシンドロームの診断基準に含まれる。
× 腹囲を必須として、血圧、血糖、脂質の3つのうち2つ以上が基準を超える場合に該当します。第29回問題5で出題されています。
3 喫煙が危険因子となるがんは、肺がんに限られる。
× 膀胱がん、食道がん、膵臓がんなどの危険因子にもなります。第29回問題5では、喫煙は膀胱がんの危険因子の一つであるという記述が正しい選択肢として出題されています。
4 日本の死因の第1位は悪性新生物(がん)であり、胃がんの年齢調整死亡率は近年上昇している。
× 死因の第1位が悪性新生物であることは正しいですが、胃がんの年齢調整死亡率は低下しています。第33回問題4で出題されています。
5 がんの治療は、手術療法に限られる。
× 手術療法のほか、薬物療法、放射線療法、緩和ケアなどがあります。第33回問題4で出題されています。
循環器と呼吸器の疾患
6 運動中に突然意識を失って倒れた人に、自動体外式除細動器(AED)による除細動が必要となる不整脈は、房室ブロックである。
× 心室細動です。心室が小刻みに震えて血液を送り出せなくなる状態で、除細動によって正常なリズムに戻します。AEDの対象となるのは心室細動と無脈性心室頻拍で、房室ブロックなどの徐脈性の不整脈には、ペースメーカーによる治療が行われます。第38回問題6で出題されています。
7 市中肺炎の起因菌は、肺炎球菌が最も多い。
○ 市中肺炎は、入院していない人が日常生活の中でかかる肺炎です。第37回問題5で出題されています。
8 誤嚥性肺炎は、若年者に多い。
× 高齢者に多く起こります。嚥下機能が低下し、唾液や食べ物が気管に入ることで生じます。第37回問題5で出題されています。
9 発熱がみられない場合は、肺炎を疑う必要はない。
× 高齢者では発熱がはっきり出ないことがあり、食欲の低下や意識の変化だけが現れる場合もあります。第37回問題5で、肺炎の診断には発熱が必須であるという記述が誤りの選択肢として出題されています。
10 口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防につながる。
○ 第37回問題5で、口腔ケアによって増悪するという記述が誤りの選択肢として出題されています。
認知症
11 パーキンソン症状は、レビー小体型認知症の臨床診断に用いる中核的特徴に含まれない。
× 中核的特徴に含まれます。動作が遅くなる、手が震える、筋肉がこわばるなどの症状です。第29回問題6で出題されています。
12 レビー小体型認知症の幻覚症状の中では、幻聴が最も多い。
× 幻視が最も多く、実際にはいない人や動物が見えるという訴えが特徴です。第29回問題6で出題されています。
13 レビー小体は、主に脊髄に蓄積する。
× 大脳皮質や脳幹の神経細胞に蓄積します。第29回問題6で出題されています。
14 レビー小体型認知症は、前頭側頭型認知症とも呼ばれる。
× 別の疾患です。前頭側頭型認知症は、人格の変化や常同行動が特徴です。第29回問題6で出題されています。
15 脳血管性認知症の特徴的な症状に、まだら認知症と感情失禁がある。
○ できることとできないことがはっきり分かれる状態をまだら認知症といいます。幻視はレビー小体型認知症、常同行動は前頭側頭型認知症の特徴です。第32回問題6で出題されています。
精神疾患とDSM-5
16 精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-5)を作成したのは、世界保健機関(WHO)である。
× アメリカ精神医学会が作成しています。WHOが作成しているのはICD(国際疾病分類)です。第29回問題7で出題されています。
17 DSM-5は、定められた症状の項目にいくつ当てはまるかによって診断する操作的診断基準を用いている。
○ 診断する人によって結果が変わらないようにするための方式です。第29回問題7で出題されています。
18 DSM-5は、精神障害を内因性、心因性という名称で分類している。
× 原因による分類ではなく、症状によって分類します。第29回問題7で出題されています。
19 統合失調症は、DSM-5において神経発達症群/神経発達障害群に分類される。
× この分類に入るのは、注意欠如・多動症(ADHD)、自閉スペクトラム症、限局性学習症などです。第36回問題6で出題されています。
20 ギャンブル障害は、物質を摂取しないため、DSM-5の物質関連障害及び嗜癖性障害群には含まれない。
× 物質を摂取しない行為であっても、この分類に含まれます。第34回問題6で出題されています。
21 双極性障害の躁状態に特徴的な症状は、思考途絶である。
× 誇大妄想が特徴的です。思考途絶は統合失調症でみられる症状です。第34回問題5で出題されています。
難病と障害
22 発病の機構が明らかでない疾患であることは、指定難病の要件の一つである。
○ ほかに、治療方法が確立していないこと、長期の療養を必要とすること、患者数が一定の人数に達しないこと、客観的な診断基準が確立していることが要件です。第37回問題4で出題されています。
23 障害者総合支援法の対象疾病は、指定難病より対象範囲が狭い。
× 障害者総合支援法の対象疾病のほうが広くなっています。第37回問題4で出題されています。
24 難病法で定められた指定難病の患者には、すべて身体障害者手帳が交付される。
× 身体障害者手帳は、身体障害者福祉法に定める障害に該当する場合に交付されます。指定難病であることが交付の要件ではありません。第33回問題5で出題されています。
25 高次脳機能障害は脳血管疾患によるものに限られ、外傷性脳損傷によるものは含まれない。
× 外傷性脳損傷によっても生じます。記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害などがあり、第33回問題5では、外傷性脳損傷による注意力の低下は高次脳機能障害の症状の一つであるという記述が正しい選択肢として出題されています。
リハビリテーションと廃用症候群
26 脳卒中のリハビリテーションは、急性期、回復期、生活期(維持期)に分けられる。
○ 第32回問題7で出題されています。
27 リハビリテーションは、機能回復訓練に限定される。
× 補装具の処方による代償的・適応的アプローチや、就労支援も含まれます。第32回問題7で出題されています。補装具については第33回問題7、就労支援については第34回問題7で問われています。
28 リハビリテーションは、急性期治療を終えてから開始される。
× 急性期から開始します。早期に離床することが廃用症候群の予防になります。第33回問題7で出題されています。
29 フレイルは、リハビリテーションの対象に含まれる。
○ がん、内部障害、先天性の障害も対象です。第34回問題7で出題されています。がんと内部障害については第32回問題7で問われています。
30 廃用症候群は高齢者に生じるもので、若年者には生じない。
× 若年者にも生じます。数日間の安静でも筋力が低下し、関節拘縮や起立性低血圧も起こりやすくなります。第36回問題7、第30回問題7で出題されています。


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