公費負担医療を3択で確認
公費負担医療で出題された論点は、医療保険が優先するのか、全額を公費で負担するのかの区別です。制度の名前を見て、どちらにあたるかをすぐに言えるか、7問で確かめてください。問題を押すと、答えと解説が開きます。
先に仕組みを確認したい方は、こちらの記事からどうぞ。
公費負担医療の仕組みについての記事はこちら
→公費負担医療とは|保険優先と全額公費の違いを一覧で整理
1 公費負担医療の費用の仕組みとして、正しいものはどれか。
A 公費負担医療の多くは、医療保険が適用されず、全額を公費で負担する。
B 公費負担医療の多くは、医療保険が優先し、自己負担分を公費が負担する。
C 公費負担医療の多くは、公費が優先し、公費で足りない分を医療保険が負担する。
→B 医療保険で7割から9割が支払われ、残りの自己負担分を公費が負担する形が大半です。全額を公費で負担するものは限られています。
2 難病法の特定医療費について、正しいものはどれか。
A 公費が優先し、医療費の自己負担は徴収されない。
B 医療保険の加入者は、特定医療費の対象とならない。
C 医療保険が優先し、所得に応じた月額上限までの自己負担がある。
→C 特定医療費も医療保険が優先します。自己負担は原則2割で、所得に応じた月額上限があります。
3 感染症法による入院勧告で入院した場合の医療費について、正しいものはどれか。
A 医療保険が優先し、自己負担分を公費が負担する。
B 医療保険が適用されず、全額を公費で負担する。
C 医療保険が優先し、自己負担分は本人が支払う。
→A 医療保険が優先し、残りを公費が負担します。自己負担は原則ありませんが、所得の高い世帯は月2万円までの負担があります。
4 精神保健福祉法による措置入院の医療費について、正しいものはどれか。
A 医療保険が適用されず、全額を国が負担する。
B 医療保険が優先し、自己負担分を公費が負担する。
C 医療保険が優先し、自己負担分は本人が支払う。
→B 措置入院も医療保険が優先します。医療保険が適用されず、国が全額を負担するのは、医療観察法による医療です。
5 医療保険が適用されず、全額を公費で負担するものはどれか。
A 医療観察法の指定入院医療機関での医療
B 障害者総合支援法の自立支援医療
C 母子保健法の養育医療
→A 医療観察法の指定医療機関での医療は、国が全額を負担し、独自の診療報酬点数表を用います。自立支援医療と養育医療は医療保険が優先します。
6 被保護者の医療保険について、正しいものはどれか。
A 被保護者は、健康保険の被保険者とならない。
B 被保護者は、後期高齢者医療制度の被保険者となる。
C 被保護者は、国民健康保険の被保険者とならない。
→C 国民健康保険と後期高齢者医療制度は、被保護者を適用除外としています。会社に勤めて健康保険に加入している者は、保護を受けている間も被保険者です。
7 健康保険に加入している被保護者の医療費について、正しいものはどれか。
A 医療扶助が全額を負担し、医療保険は適用されない。
B 医療保険が優先し、自己負担分を医療扶助が負担する。
C 医療保険が優先し、自己負担分は本人が支払う。
→B 医療扶助には他法優先の原則があります。医療保険に加入していない被保護者の場合は、医療扶助が全額を負担します。
医療保険が優先する制度で、それぞれ自己負担がどのくらいあるかは、記事の一覧表で確かめられます。
公費負担医療の仕組みについての記事はこちら
→公費負担医療とは|保険優先と全額公費の違いを一覧で整理

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