ソーシャルワークの形成過程の一問一答(31問)|COSとセツルメント・ケースワークの成立と統合化・人物

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一問一答
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慈善組織協会(COS)とセツルメント

1 慈善組織協会(COS)は、友愛訪問員の広い知識と社会的訓練によって、友愛訪問活動の科学化を追求した。

○ 第29回問題93で出題。

2 慈善組織協会(COS)は、労働者や子どもの教育文化活動、社会調査とそれに基づく社会改良を目的に設立された。

× 教育文化活動や社会調査、社会改良を行ったのはセツルメントです。COSは、友愛訪問による個別の救済を行いました。第29回問題93で出題。

3 慈善組織協会(COS)は、把握したすべての貧困者を、救済に値する貧困者として救済した。

× COSは、救済に値する貧困者とそうでない貧困者を選別しました。第29回問題93で出題。

4 「施与ではなく友人を」を掲げて友愛訪問活動を行ったのは、アメリカの初期のセツルメントである。

× 友愛訪問活動を行ったのは慈善組織協会(COS)です。第37回問題68で出題。

5 アメリカの初期のセツルメントは、貧困を社会的・経済的な問題として捉えた。

○ 貧困の原因を個人ではなく社会に求めた点が、COSとの違いです。第37回問題68で出題。

6 トインビーホールは、シカゴに設立されたセツルメントである。

× トインビーホールは、バーネットがロンドンに創設したセツルメントです。シカゴに設立されたのはハル・ハウスです。第33回問題94、第37回問題68で出題。

7 ハル・ハウスを創設したのは、コイトである。

× ハル・ハウスを創設したのはアダムスです。第33回問題94で出題。

8 アメリカで最初のセツルメントは、コイトが創設したネイバーフッド・ギルドである。

○ 第33回問題94では、アダムスが創設したという記述が誤りとして出題されています。

9 東京神田のキングスレー館を創設したのは、石井十次である。

× キングスレー館を創設したのは片山潜です。石井十次が創設したのは岡山孤児院です。第33回問題94で出題。

10 エルバーフェルト制度では、全市を細分化して名誉職である救済委員を配置し、家庭訪問や調査、相談を通して貧民を減少させることを目指した。

○ 第35回問題93で出題。

COSとセツルメントについての記事はこちら
→イギリスの歴史②|COS・セツルメント運動から広がる民間の力
→セツルメントに関する人名5選
→キングスレー館とは?誰が作った?|片山潜と日本人初のセツルメント

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ケースワークの成立と統合化

11 リッチモンドは、ケースワークの体系化に貢献し、「ケースワークの母」と呼ばれた。

○ 第35回問題95で出題。

12 リッチモンドは、ケースワークの専門職として、ニューヨーク慈善組織協会に採用された。

× リッチモンドが最初に勤めたのは、ボルティモアの慈善組織協会です。第35回問題95で出題。

13 リッチモンドは『社会診断』において、ケースワークが社会的証拠の探索と収集を重視することに異議を唱えた。

× リッチモンドは『社会診断』で、社会的証拠の収集を重視しました。第35回問題95で出題。

14 リッチモンドは『ソーシャル・ケース・ワークとは何か』において、ケースワークを、人間と社会環境との間を調整し、パーソナリティを発達させる諸過程と定義した。

○ 第35回問題95で出題。

15 ミルフォード会議の報告書(1929年)は、ケースワークに共通する「ジェネリック」の概念を示した。

○ 第35回問題93では、全米ソーシャルワーカー協会の発足時に初めて「ジェネリック」概念が提起された、という記述が誤りとして出題されています。

16 ミルフォード会議では、それまで分散して活動していたソーシャルワーク関係の諸団体が統合された。

× 諸団体が統合されたのは、1955年の全米ソーシャルワーカー協会の発足のときです。第35回問題93で出題。

17 ソーシャルワークの統合化の背景には、専門分化したソーシャルワーク実践が、多様化する社会問題に十分対応できていたことがある。

× 専門分化した実践では、多様化する社会問題に対応できなくなったことが背景にあります。第29回問題94で出題。

18 ジェネラリスト・アプローチは、ソーシャルワークの統合化の一形態である。

○ 第29回問題94で出題。

19 「ケースワークは死んだ」という論文を発表したのは、トールである。

× 「ケースワークは死んだ」を発表したのはパールマンです。第34回問題92で出題。

20 「リッチモンドに帰れ」と原点回帰を提唱したのは、ハミルトンである。

× 「リッチモンドに帰れ」と提唱したのはマイルズです。第34回問題92で出題。

21 ポストモダンの影響を受けたソーシャルワークは、社会構成主義への批判から発展した。

× ポストモダンの影響を受けたソーシャルワークは、社会構成主義を土台にしており、クライエントの主体性や語りを重視します。第31回問題93で出題。

ケースワークの歴史についての記事はこちら
→マイルズ「リッチモンドに帰れ」パールマン「ケースワークは死んだ」どういう意味?|流れで覚えるアメリカのケースワーク史
→診断主義と機能主義はなぜ対立した?|統合までの流れを年表で整理

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ソーシャルワークの理論を発展させた人物

22 ホリスは、「状況の中の人」という視点で、心理社会的アプローチを提唱した。

○ 第34回問題92で出題。

23 シュワルツは、個人と社会の関係を共生的な相互依存関係ととらえ、ソーシャルワーカーの媒介機能を重視する相互作用モデルを展開した。

○ 第32回問題93で出題。第36回問題97では、媒介機能を意図した支援を選ぶ事例問題が出題されています。

24 人間と環境の交互作用を基本視点とした生態学的アプローチを展開したのは、ベームである。

× 生態学的アプローチ(エコロジカルアプローチ)を展開したのはジャーメインです。第32回問題93で出題。

25 価値の体系、知識の体系、多様な介入方法の3要素に基づくソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱したのは、ゴールドシュタインである。

× ソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱したのはバートレットです。第32回問題93で出題。

26 ゴールドシュタインは、システム理論を指向した一元的アプローチを展開し、後に認知的-人間性尊重アプローチを展開した。

○ 第32回問題93では、この記述がバートレットのものとして誤りで出題されています。

27 バートレットは、社会的役割と関係性の中での人々の機能に焦点を当て、環境との関係を重視することを示した。

○ 第38回問題109で出題。

28 スモーリーは、機能主義の立場から、機関の機能を活用し、援助過程の各段階を意識しながらクライエント自身が取り組み方を決めていけるよう働きかけることを重視した。

○ 第38回問題66で、この考え方にあたる事例が出題されています。

29 レヴィは、倫理とは、人間関係とその交互作用に対して価値が適用されたものであるとした。

○ 第36回問題95で出題。

30 ジェネラリストの観点からソーシャルワークの統合化を図り、ジェネラリスト・ソーシャルワークを提唱したのは、トールである。

× ジェネラリスト・ソーシャルワークを提唱したのはジョンソンらです。第36回問題95で出題。

31 ターナーは、機能主義の立場に立ちつつ診断主義の理論を積極的に取り入れ、ケースワークとカウンセリングを区別した。

× この記述はアプテカーのものです。ターナーは、相互連結理論アプローチを提唱しました。第36回問題95で出題。

人物とアプローチについての記事はこちら
→ソーシャルワーク実践の共通基盤(バートレット)|価値・知識・介入
→エコロジカルアプローチ(ジャーメイン)|交互作用・空間と時間・人と環境の適合
→ソーシャルワークのアプローチ 記事一覧|読む順番と提唱者

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