ソーシャルワークの基盤と専門職の一問一答(35問)|社会福祉士の資格・義務と責務・グローバル定義

第39回社会福祉士国家試験まで
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精神保健福祉士1日目まであと―日
一問一答
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社会福祉士の資格と名称

1 社会福祉士国家試験に合格した者は、社会福祉士登録簿への登録を受ける前であっても、社会福祉士の名称を用いることができる。

× 社会福祉士の名称を使うことができるのは、登録を受けてからです。試験に合格しただけでは名称を使えません。第29回問題91、第35回問題91で出題。

2 社会福祉士でない者が社会福祉士という名称を使用した場合には、罰則の適用がある。

○ 社会福祉士は名称独占の資格です。社会福祉士でない者は社会福祉士の名称を使用できず、違反には罰則があります。名称の使用制限は第30回問題91、第36回問題91で、罰則は第35回問題91で出題。

3 虐待に関する相談のように、法律上、社会福祉士でなければ行うことができない業務がある。

× 社会福祉士は業務独占の資格ではありません。相談援助の業務は、社会福祉士でない者も行うことができます。第31回問題91、第35回問題91で出題。

4 社会福祉士の資格は、一定期間ごとに更新のための研修や講習を受けなければ効力を失う。

× 社会福祉士の資格に更新の制度はありません。第29回問題91、第30回問題91、第31回問題91、第33回問題91で出題。

5 社会福祉士は、クライエントに主治医がいる場合、相談援助の業務を行うに当たってその主治医の指示を受けなければならない。

× 社会福祉士及び介護福祉士法には、社会福祉士が主治医の指示を受ける規定はありません。第29回問題91、第30回問題91、第33回問題91で出題。

6 社会福祉士の資格は名称独占の資格であるため、他の職種の任用資格として扱われることはない。

× 社会福祉士は、社会福祉主事や児童福祉司などの任用資格になっています。第35回問題91で出題。

7 介護老人保健施設には、社会福祉士を必ず置かなければならない。

× 介護老人保健施設に社会福祉士の配置を義務づける規定はありません。第35回問題91で出題。

8 社会福祉士及び介護福祉士法の制定に当たり、福祉関係三審議会合同企画分科会の意見具申は、資格の法制化がボランティアの振興を阻害するものであってはならないとした。

○ 意見具申は、ボランティアの振興は不可欠であるとしたうえで、資格の法制化がそれを阻害してはならないとしました。第38回問題65で出題。

9 福祉関係三審議会合同企画分科会の意見具申は、高齢化と福祉ニードへの専門的な対応、国際化と福祉専門家の養成、シルバーサービスの動向と資格制度の必要性から、法律に基づく資格制度の導入が必要であるとした。

○ この3つが、資格制度の導入が必要とされた理由として示されました。第38回問題65で出題。

10 福祉関係三審議会合同企画分科会の意見具申は、専門職を上級ソーシャルワーカー、中級ソーシャルワーカー、準専門職者などに区分した。

× この区分は、社会福祉士及び介護福祉士法の制定にかかる意見具申の内容ではありません。第38回問題65で出題。

ソーシャルワークの記事は、出題基準の並びで記事マップにまとめています。
→ソーシャルワーク 記事マップ|基盤と専門職・理論と方法(共通・専門)

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社会福祉士の義務と責務

11 社会福祉士の秘密保持義務は、社会福祉士でなくなった後も課される。

○ 社会福祉士でなくなった後においても、業務に関して知り得た人の秘密を漏らしてはなりません。第30回問題91、第33回問題91で出題。

12 社会福祉士は、業務に関して知り得た人の秘密を、正当な理由がある場合であっても開示してはならない。

× 法律が禁じているのは、正当な理由がなく秘密を漏らすことです。第32回問題91、第36回問題91で出題。

13 信用失墜行為の禁止は、社会福祉士が所属する法人や施設の信用を傷つけるような行為を禁じるものである。

× 禁じられているのは、社会福祉士の信用を傷つけるような行為です。第32回問題91、第36回問題91で出題。

14 社会福祉士の信用失墜行為の禁止は、2007年(平成19年)の法改正で新たに設けられた。

× 信用失墜行為の禁止は、1987年(昭和62年)の制定時から規定されています。第33回問題91で出題。

15 社会福祉士の誠実義務は、社会福祉士が勤務する事業者に対して誠実に業務を行うことを求めるものである。

× 誠実義務は、担当する者が個人の尊厳を保持し、自立した日常生活を営むことができるよう、常にその者の立場に立って誠実に業務を行うことを求めています。第32回問題91、第36回問題91で出題。

16 社会福祉士の資質向上の責務には、相談援助に関わる後継者を育成することが含まれる。

× 資質向上の責務は、業務の内容の変化に適応するため、相談援助に関する知識及び技能の向上に努めることです。後継者の育成は規定されていません。第29回問題91、第32回問題91、第36回問題91で出題。

17 社会福祉士は、業務を行うに当たり、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない。

○ 連携の規定です。第30回問題91、第33回問題91で出題。第32回問題91では、連携保持の責務として知識と技能の向上に努めなければならない、という記述が誤りとして出題されています。

18 社会福祉士及び介護福祉士法で、社会福祉士が「努めなければならない」と規定されているのは、福祉サービス関係者等との連携を保つことである。

× 努力義務として規定されているのは、相談援助に関する知識及び技能の向上(資質向上の責務)です。連携は「保たなければならない」と規定されています。第37回問題64で出題。

19 社会福祉士及び介護福祉士法の義務のうち、違反した場合の行政処分が規定されているのは、誠実義務と連携である。

× 行政処分が規定されているのは、信用失墜行為の禁止と秘密保持義務です。第38回問題64で出題。

20 社会福祉士及び介護福祉士法と精神保健福祉士法には、共通して資質向上の責務が規定されている。

○ どちらの法律にも資質向上の責務が規定されています。第34回問題91で出題。

21 社会福祉士及び介護福祉士法には、社会福祉士の義務として倫理綱領の遵守が規定されている。

× 倫理綱領の遵守は法律に規定された義務ではありません。第34回問題91で出題。

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ソーシャルワーク専門職のグローバル定義

22 グローバル定義は、ソーシャルワークの中核をなす原理として、社会正義、人権、集団的責任、多様性尊重を掲げている。

○ 第29回問題92では、このうち多様性尊重が正解として出題されています。

23 グローバル定義は、ソーシャルワーク専門職の中核となる任務として、自己変革の促進を掲げている。

× 中核となる任務は、社会変革と社会開発、社会的結束、人々のエンパワメントと解放の促進です。第30回問題92、第36回問題93で出題。

24 グローバル定義は、世界共通の定義として、各国・各地域で内容を変えずに用いることが求められている。

× 定義は、各国および世界の各地域で展開してよいとされています。2000年の定義と比べて変化した点でもあります。第31回問題92、第33回問題92、第35回問題92で出題。

25 2014年のグローバル定義では、2000年の定義から、人々がその環境と相互に影響し合う接点に介入することが新たに加えられた。

× 環境と相互に影響し合う接点への介入は、2000年の定義に書かれていた内容です。第33回問題92で出題。

26 グローバル定義では、ソーシャルワークは、できる限り「人々のために」ではなく「人々とともに」働くという考え方をとる。

○ 第32回問題92で出題。

27 グローバル定義では、ソーシャルワークの理論的基盤は、医学など特定の学問分野の知見によって構成されている。

× ソーシャルワークは、複数の学問分野をまたぎ、その境界を超えていきます。第31回問題92、第32回問題92、第37回問題65で出題。

28 グローバル定義では、ソーシャルワークの知は、西洋の理論や知識を根拠とすることが期待されている。

× 西洋の理論や知識だけでなく、地域・民族固有の知も重視しています。第32回問題92、第37回問題65で出題。

29 グローバル定義では、多くのソーシャルワークの研究と理論は、サービス利用者との双方向性のある対話的過程を通して共同で作られているとしている。

○ 第37回問題65で出題。第35回問題92では、対話的過程とは異なるところで作り上げられてきた、という記述が誤りとして出題されています。

30 グローバル定義では、ソーシャルワークの研究と理論の独自性は、その閉鎖性にあるとしている。

× 研究と理論の独自性は、その応用性と解放志向性にあるとされています。第37回問題65で出題。

31 グローバル定義では、ソーシャルワーク専門職は、社会変革を任務とするとともに、社会的安定の維持にも等しく関与するとしている。

○ 第35回問題92で出題。

32 グローバル定義では、マイノリティへの「多様性の尊重」と「危害を加えない」ことは、常に対立せずに実現できるとしている。

× 原則どうしが対立し、競合することがあるとされています。第35回問題92で出題。

33 グローバル定義では、ソーシャルワークの実践における優先順位は、国や時代によらず固定的であるとしている。

× 優先順位は、国や時代によって異なるとされています。第35回問題92で出題。

34 グローバル定義では、ソーシャルワークの実践にセラピーやカウンセリングは含まれないとしている。

× ソーシャルワークの実践には、セラピーやカウンセリングも含まれます。第31回問題92で出題。

35 グローバル定義では、経済成長が社会開発の前提条件になるとしている。

× 経済成長が社会開発の前提条件であるという考え方はとっていません。第31回問題92で出題。

グローバル定義についての記事はこちら
→ソーシャルワーク専門職のグローバル定義(2014年)|本文・注釈・2000年定義との違い

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