夫を亡くしたGさんの事例
Gさんは56歳の女性で、夫のHさん(58歳)と結婚して25年になり、夫婦で飲食店を営んでいます。2人とも国民年金の第1号被保険者で、国民健康保険に加入しています。Hさんは20歳から国民年金の保険料を納めてきましたが、まだ年金は受けていませんでした。高校1年生の子が1人います。先日、Hさんが病気で亡くなりました。
Hさんが亡くなったあとのGさんの遺族年金、国民健康保険、国民年金、手当について、正しいものを1つ選びましょう。
夫が会社員だった場合の死亡事例についての記事はこちら。
→夫が会社員の死亡事例で考える一問一答(8問)|遺族基礎年金・遺族厚生年金・埋葬料・児童扶養手当
遺族年金と国民年金の独自給付
Gさん 56歳・夫Hさんと婚姻25年・夫婦とも第1号で国保・高校1年の子1人・Hさんが病気で死亡
問1 Gさんが受けられる遺族年金について、正しいものを1つ選びなさい。
1 Gさんは、子が18歳になった年度の末日まで、子の加算がついた遺族基礎年金を受けられる。
2 Gさんは、遺族基礎年金と遺族厚生年金の両方を受けられる。
3 Hさんは自営業だったので、Gさんは遺族年金を受けられず、死亡一時金だけが支給される。
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正答 1
1→○ Hさんは国民年金の被保険者で、Gさんは子のある妻なので、遺族基礎年金を受けられます。
2→× Hさんは厚生年金保険の被保険者ではないので、遺族厚生年金は支給されません。
3→× 国民年金の被保険者が亡くなり、子のある妻がいるので、遺族基礎年金が支給されます。
夫が会社員だった場合の死亡事例についての記事はこちら。
→夫が会社員の死亡事例で考える一問一答(8問)|遺族基礎年金・遺族厚生年金・埋葬料・児童扶養手当
Gさん 56歳・夫Hさんと婚姻25年・夫婦とも第1号で国保・高校1年の子1人・Hさんが病気で死亡
問2 Gさんと死亡一時金について、正しいものを1つ選びなさい。
1 Gさんは、遺族基礎年金と死亡一時金の両方を受けられる。
2 Gさんは、遺族基礎年金を受けられるので、死亡一時金は支給されない。
3 死亡一時金は、Hさんが保険料を納めた期間に関係なく、一律の額が支給される。
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正答 2
1→× 遺族基礎年金を受けられる者がいる場合、死亡一時金は支給されません。
2→○ 死亡一時金は、遺族基礎年金を受けられる者がいないときに支給されます。
3→× 死亡一時金は、第1号被保険者として保険料を36か月以上納めた者が亡くなったときに支給され、納めた期間に応じて額が決まります。
付加年金・寡婦年金・死亡一時金についての記事はこちら。
→国民年金の第1号被保険者の独自給付|付加年金・寡婦年金・死亡一時金の要件と違い
Gさん 56歳・夫Hさんと婚姻25年・夫婦とも第1号で国保・高校1年の子1人・Hさんが病気で死亡
問3 Gさんと寡婦年金について、正しいものを1つ選びなさい。
1 Gさんは、Hさんが亡くなった時点から、年齢に関係なく寡婦年金を受けられる。
2 Gさんは、要件を満たせば、60歳から65歳になるまで寡婦年金を受けられる。
3 寡婦年金は、夫が会社員で厚生年金保険の被保険者だった場合に支給される。
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正答 2
1→× 寡婦年金を受けられるのは、60歳から65歳になるまでです。
2→○ Hさんが第1号被保険者として10年以上保険料を納め、婚姻関係が10年以上続いていたので、Gさんは対象になります。遺族基礎年金は子が18歳になった年度の末日(Gさんが58歳ごろ)で終わるので、そのあと60歳から寡婦年金を受けられます。
3→× 寡婦年金は、国民年金の第1号被保険者だった夫が亡くなったときの、国民年金の独自の給付です。
再婚と遺族基礎年金・児童扶養手当が出題された第38回問題36についての記事はこちら。
→事例問題の解き方|社会保障 第38回問題36 遺族基礎年金・児童扶養手当・健康保険の被扶養者
付加年金・寡婦年金・死亡一時金についての記事はこちら。
→国民年金の第1号被保険者の独自給付|付加年金・寡婦年金・死亡一時金の要件と違い
国民健康保険と国民年金の保険料
Gさん 56歳・夫Hさんと婚姻25年・夫婦とも第1号で国保・高校1年の子1人・Hさんが病気で死亡
問4 Hさんが亡くなったあとのGさんの国民健康保険について、正しいものを1つ選びなさい。
1 Gさんと子は、国民健康保険の資格を失い、別の医療保険に加入しなければならない。
2 Gさんが世帯主として保険料を納め、国民健康保険から葬祭費が支給される。
3 Hさんが亡くなったので世帯の保険料は免除され、国民健康保険から埋葬料が支給される。
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正答 2
1→× Gさんと子は、そのまま国民健康保険の被保険者です。
2→○ 国民健康保険では、世帯主が保険料を納める義務を負います。
3→× 保険料の納付義務は世帯主となったGさんに移ります。国民健康保険から支給されるのは葬祭費です。
国民健康保険の保険料と世帯主の義務についての記事はこちら。
→国民健康保険の保険料|所得に応じて徴収する市町村・世帯主の義務
Gさん 56歳・夫Hさんと婚姻25年・夫婦とも第1号で国保・高校1年の子1人・Hさんが病気で死亡
問5 Hさんが亡くなったあとのGさんの国民年金の保険料について、正しいものを1つ選びなさい。
1 Gさんは、遺族基礎年金を受けているので、国民年金の保険料は免除される。
2 Gさんは、引き続き第1号被保険者として保険料を納め、納めることが難しい場合は、申請によって免除を受けられることがある。
3 Gさんは、遺族基礎年金を受けているので、国民年金の被保険者ではなくなる。
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正答 2
1→× 遺族基礎年金を受けていても、保険料は免除されません。
2→○ 第1号被保険者として保険料を納め、難しい場合は申請による免除を利用できます。
3→× 60歳未満のGさんは、引き続き第1号被保険者です。
国民年金の被保険者についての記事はこちら。
→国民年金の被保険者|第1号・第2号・第3号を事例で確認
手当
Gさん 56歳・夫Hさんと婚姻25年・夫婦とも第1号で国保・高校1年の子1人・Hさんが病気で死亡
問6 Gさんの児童扶養手当について、正しいものを1つ選びなさい。
1 Gさんは、遺族基礎年金の額が児童扶養手当の額より低い場合は、その差額分の児童扶養手当を受けられる。
2 Gさんは、遺族基礎年金を受けているので、児童扶養手当は受けられない。
3 Gさんは、遺族基礎年金と児童扶養手当を、それぞれ全額受けられる。
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正答 1
1→○ 遺族年金の額を差し引いた分の手当を受けられます。
2→× 遺族年金の額が手当の額より低ければ、差額分を受けられます。
3→× 遺族年金の額を差し引いた分の手当になります。
再婚と遺族基礎年金・児童扶養手当が出題された第38回問題36についての記事はこちら。
→事例問題の解き方|社会保障 第38回問題36 遺族基礎年金・児童扶養手当・健康保険の被扶養者


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