システム理論
1 システム理論に基づくソーシャルワークでは、家族の様々な問題を家族成員同士の相互関連性から捉える。
○ 第34回問題98で出題。
2 システム理論に基づくソーシャルワークでは、個人の考え方やニーズ、能力を固定的に捉える。
× システム理論は、個人と環境が相互に影響し合う関係の中で個人を捉えます。考え方やニーズ、能力は、環境との相互作用の中で変化するものとして捉えます。第34回問題98で出題。
3 システム理論に基づくソーシャルワークでは、個人や家族、地域等を相互に影響し合う事象として連続的に捉える。
○ 第34回問題98で出題。
4 システム理論に基づくソーシャルワークでは、問題解決能力を個人の生得的な力と捉える。
× システム理論は、個人と環境の相互作用に着目します。問題解決能力を、個人が生まれつき持つ力として捉えることはしません。第34回問題98で出題。
5 システム理論に基づくソーシャルワークでは、生活問題の原因を個人と環境のどちらかに特定する。
× システム理論は、生活問題を個人と環境の相互作用から捉えます。原因を個人か環境のどちらか一方に特定することはしません。第34回問題98で出題。
6 開放システムの変容の最終状態は、初期条件によって一義的に決定される。
× 開放システムは、環境との間で物質やエネルギー、情報をやり取りしながら変化します。そのため、最終状態は初期条件だけでは決まりません。第36回問題98で出題。
7 システムには、他の要素から正負のフィードバックを受けることで、自己を変化・維持させようとする仕組みがある。
○ 第36回問題98で出題。
8 システム理論では、クライエントの生活上の問題に関し、問題を生じさせている原因と結果の因果関係に着目する。
× システム理論は、原因から結果へ一方向に結ぶ因果関係ではなく、要素同士が互いに影響し合う相互作用に着目します。第36回問題98で出題。
9 システム理論では、家族の問題に対して、課題を個々の家族員の次元で捉え、個々人に焦点を当てたサービスを提供する。
× システム理論は、家族を一つのシステムと捉え、課題を家族員同士の関係の次元で捉えます。第36回問題98で出題。
10 家族システムの視点に基づく対応として、家族関係を理解するため、家族成員それぞれの互いへの思いを尋ねていく。
○ 第35回問題98(事例問題)で、適切な選択肢として出題。
11 家族システムの視点に基づく対応として、家族の規範を再確認するため、家族成員それぞれの役割について話し合う機会を設ける。
○ 第35回問題98(事例問題)で、適切な選択肢として出題。
システム理論についての記事はこちら
→システム理論とは|開放システム・閉鎖システム・ホメオスタシスを整理
→家族システムアプローチ|ハートマン・円環的因果律・境界を整理
ピンカスとミナハンの4つのシステム
12 ピンカスとミナハンの実践モデルにおけるターゲットシステムは、目標達成のために、ソーシャルワーカーと協力していく人々を指す。
× 目標達成のためにソーシャルワーカーと協力していく人々は、アクションシステムです。ターゲットシステムは、目標を達成するために変化を必要とする人々です。第36回問題98で出題。第38回問題76でも、同じ定義の違いが問われています。
13 ピンカスとミナハンが示したターゲットシステムは、変化をもたらすために働く人や機関である。
× 変化をもたらすために働く人や機関は、チェンジ・エージェント・システムです。ターゲットシステムは、目標を達成するために変化を必要とする人々です。第38回問題76で出題。
14 ピンカスとミナハンが示したターゲットシステムは、ソーシャルワークの支援や利益を享受する人々である。
× 支援や利益を享受する人々は、クライエント・システムです。ターゲットシステムは、目標を達成するために変化を必要とする人々です。第38回問題76で出題。
15 ピンカスとミナハンが示したターゲットシステムは、目標達成に向けて協働する人々である。
× 目標達成に向けて協働する人々は、アクション・システムです。ターゲットシステムは、目標を達成するために変化を必要とする人々です。第38回問題76で出題。第36回問題98でも、同じ定義の違いが問われています。
16 ピンカスとミナハンが示したターゲットシステムは、機能不全状態にある社会制度や人々である。
× ターゲットシステムは、相手が機能不全状態にあるかどうかで決まるのではなく、ソーシャルワーカーが目標を達成するために変化を必要とする人々かどうかで決まります。機能不全という限定は、ターゲットシステムの定義に含まれていません。第38回問題76は「最も適切なもの」を選ぶ問題で、定義どおりの「目標を達成するために変化を必要とする人々」が正答でした。
17 ピンカスとミナハンが示したターゲットシステムは、目標を達成するために変化を必要とする人々である。
○ 第38回問題76で出題。
ピンカスとミナハンの4つのシステムについての記事はこちら
→ピンカスとミナハンの4つのシステム|覚え方はターゲットとチェンジエージェントの違いから
エコロジカルアプローチとライフモデル
18 ジャーメインによるエコロジカルアプローチは、空間という場や時間の流れが、人々の価値観やライフスタイルに影響すると捉える。
○ 第34回問題99で出題。
19 ジャーメインによるエコロジカルアプローチは、モデルとなる他者の観察やロールプレイを用いる。
× モデルとなる他者の観察やロールプレイを用いるのは、行動変容アプローチです。エコロジカルアプローチは、人と環境との交互作用に焦点を当てます。第34回問題99で出題。
20 ジャーメインによるエコロジカルアプローチは、クライエントのパーソナリティの治療改良とその原因となる社会環境の改善を目的とする。
× エコロジカルアプローチは、人と環境との交互作用に焦点を当て、人と環境の適合を図ることを目的とします。第34回問題99で出題。
21 ジャーメインによるエコロジカルアプローチは、問題の原因を追求するよりもクライエントの解決イメージを重視する。
× 問題の原因を追求するよりも解決のイメージを重視するのは、解決志向アプローチです。第34回問題99で出題。
22 ジャーメインによるエコロジカルアプローチは、認知のゆがみを改善することで、感情や行動を変化させ、問題解決を図る。
× 認知のゆがみを改善することで感情や行動を変化させるのは、認知行動アプローチです。第34回問題99で出題。
23 ジャーメインとギッターマンが提唱したライフモデルにおける適応は、環境を変えることにより、個人の特性やニーズに合致することである。
× ライフモデルの適応は、環境を変えるだけでなく、個人も環境の変化に適合していく双方向のプロセスです。第38回問題77で出題。
24 ジャーメインとギッターマンが提唱したライフモデルにおける適応は、個人の能力と環境条件が拮抗することによって、均衡が保たれることである。
× ライフモデルの適応は、個人と環境が互いに影響し合いながら、両者の適合を高めていくプロセスです。第38回問題77で出題。
25 ジャーメインとギッターマンが提唱したライフモデルにおける適応は、個人と環境が相互に影響し合うことで、バランスのとれた支援関係を築く継続的なプロセスである。
○ 第38回問題77で出題。
26 ジャーメインとギッターマンが提唱したライフモデルにおける適応は、人々と環境との関係の中で、個人が能力を発揮することによって確保される。
× ライフモデルの適応は、個人が能力を発揮することだけで確保されるものではなく、個人と環境が互いに変化し合う中で図られます。第38回問題77で出題。
27 ジャーメインとギッターマンが提唱したライフモデルにおける適応は、個人がニーズに合わせるために環境を変え、自らもその変化に適合させることである。
○ 第38回問題77で出題。
エコロジカルアプローチについての記事はこちら
→エコロジカルアプローチ(ジャーメイン)|交互作用・空間と時間・人と環境の適合
生活モデル・治療モデル・ストレングスモデル
28 生活モデルは、問題を抱えるクライエントの人格に焦点を絞り、問題の原因究明を重視する。
× 人格に焦点を絞り、問題の原因究明を重視するのは、治療モデルです。生活モデルは、人と環境の交互作用に焦点を当てます。第36回問題99で出題。
29 生活モデルは、人と環境の交互作用に焦点を当て、人の生活を全体的視点から捉える。
○ 第36回問題99で出題。
30 治療モデルは、人が疎外される背景にある社会の抑圧構造に注目する。
× 治療モデルは、問題の原因を究明し、クライエントを治療することに焦点を当てます。社会の抑圧構造に注目するのは、エンパワメントアプローチです。第36回問題99で出題。
31 治療モデルは、問題を抱えるクライエントのもつ強さ、資源に焦点を当てる。
× クライエントの強さ、資源に焦点を当てるのは、ストレングスモデルです。治療モデルは、問題や病理に焦点を当てます。第36回問題99で出題。
32 ストレングスモデルは、クライエントの病理を正確に捉えることを重視する。
× ストレングスモデルは、クライエントの病理ではなく、強さや資源に焦点を当てます。病理を正確に捉えることを重視するのは、治療モデルです。第36回問題99で出題。
ソーシャルワークのアプローチについての記事はこちら
→ソーシャルワークのアプローチ 記事一覧|読む順番と提唱者・人名


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